アパッチプロレス軍/2004.12.27/東京・後楽園ホール③



第3試合 30分1本勝負
●GENTARO(13分50秒 片エビ固め)ディック東郷[FEC]○
*ダイビング・セントーン
★素晴らしい試合だった。試合が始まると"首の取り合い"や"ヘッドシザース"という展開。が,ここで東郷選手が"ヘッドロック"一つで客の心を鷲掴み。新日本の西村選手も投げられても離さないヘッドロックをしますが,あれを"粘り"っつうか"しつこい"タイプとすれば。東郷選手のは"ヘッドロック自体が凄過ぎ"て(迫力とかじゃなく体重の乗せ方とか)相手が思い道り動けないみたいな。いや~序盤から堪能出来ましたよ。
GENTARO選手は「ディック東郷海援隊!」と叫ぶ"アブノーマルパラダイス式雪崩式フランケン"を出したり東郷選手を揺さぶりました。それに膝に集中攻撃。シルバーブレットの時のポジション取りや技を受けるポジショニングも最高!おかげで試合が凄く集中しやすかったです。素晴らしかったんです。技の斬り返しも凄かった...ただそれ以上に東郷選手が凄かった。色々凄かったんです。フォールを肩を上げて返したと思いきや"十字固め"→"クロスフェイス"。ここまではいつもの流れですが,GENTARO選手がロープに手を伸ばすと!!東郷選手が足を伸ばしロープを蹴って"ローリングクレイドル"のようにぐるぐる廻りリング中央で"クロスフェイス"を再びガッチリ極める!!いや~ビックリしましたよ。そんでもって"雪崩式のぺティグリー"も炸裂。
試合はGENTARO選手の膝への攻撃やスウィートチンに苦しめられる東郷選手でしたが,最後はスワンダイブのスプラッシュをかわすや。"ぺティグリー"→"ダイビング・セントーン"という必殺パターンで勝利しました。二人とも素晴らしかったけど,なんか東郷選手の素晴らしさが光まくりでした。ダイビング・セントーンがGENTARO選手のケブラダやその他の飛び技よりも凄いと思えました。やっぱ小さな技や動きにも気持ちが入っていて大切にしてるからだと思います。それいより試合の展開が引き締まりフィニッシュの説得力が増すみたいな。
イイ勝負だったけど,実際GENTARO選手が東郷選手にコントロールされてたなって感じでしょうか。まあそんな事は置いといて素晴らしい試合でした。クレイジー選手が出てたらもっと"沸いた"かもしれません。派出な技やハードコアな動きで。しかし東郷選手は客を"唸らせ"ました。そんで終始口がポカーンと開いちゃいましたよ。沸かせ・感動させ・燃えさせ・応援せたりする素晴らしい選手は沢山います。しかし,客を"唸らせ納得させる"事の出来るレスラーは一握りだと思います。東郷選手はそんな一握りのスペシャリストですね。世界最高峰の技術に唸らせられた試合でした。本当東郷選手のファンで誇らしい気持ちでいっぱいでした。それにファンで良かったなと思いました。貴重なシングルマッチは内容最高でした。バックステージで見てたメジャー選手もビビったでしょうね。インディーが魅せた"最高峰のプロレス"だったと思います。
この日,アパッチは全敗だった。この試合は唯一意味合いが違ったが,対メジャーという点で見れば大勝利だったと思います。


GENTARO選手


東郷選手リングイン




試合開始


グランドヘッドロック


ヘッドロック


ラ・ケブラーダ


ローリング・セントーン


変形STF




雪崩式フランケンシュタイナー


クロスフェイス


戻ってクロスフェイス


ダイビング・セントーン...フィニッシュ




東郷選手



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