格闘探偵団バトラーツ/2004.10.10/埼玉・桂スタジオ⑥



第6試合 30分1本勝負
△石川雄規(時間切れ引き分け)アレクサンダー大塚[AODC]△
★"アレクサンダー大塚"がバトのリングに帰ってくる...その事実だけでどれだけ期待に胸膨らませたか。マルコ・ファスを殴り倒し,UFOで活躍し...総合のリングで評価を下げ,ゼロワンでとんでもない扱いをされ...アレク選手の世間の評価は散々なものに。でもマルコ・ファスを殴り倒した時の感動は一生忘れられないだろう...どれだけ多くの勇気を貰ったか,どれだけプロレスファンとしての誇りを守ってもらったか。あの当時の俺はアレク選手に凄い勇気をもらった。バトのリングには総合格闘家としての"アレクサンダー大塚"を望む空気は全く無い!!みんな"格闘探偵団のアレクサンダー大塚"を待っているのだ!!AOコーナーが流れると,色々な思い出が蘇るようだった。なんだかもう胸が一杯って感じだった。そして,オーバー・ザ・トップで石川選手が入場。二人がリング上にいる景色...なんともたまらないなあ。二人の表情から今日は最高のバトラーツが見れるなと確信させられた。ゴングが鳴ると空気が張り詰める。呼吸すらまともに出来ない。観ている観客までも息苦しい。そんな静寂なんて「どうってことねえよ」とばかりにバチバチと張り合う両選手。のっけからバチバチファイト全開だ。その後もお互い激しくシバキ合う。ブレーク後の空気がたまらない。グランドでは石川選手がエグイ仕掛けをして行く。アレク選手もグランドではそうやすやすと極めさせない。そして舞台は場外へ。場外でも激しくシバキ合う。リングに戻っても熱気は冷める事を知らない。スリーパーやドロップキック,強烈なビンタで石川選手が追い込まれる。石川選手も情念で息をふき返すとナーシャ!!と叫びたくなるようなバックドロップを決める。そして情念漂うグランドに。アキレス腱固めやスリーパー,CWフェイスロックをエグく極めていく石川選手。アレク選手も肩固め等総合で培ってきたものを出すも情念のしつこさににはかなわず。アレク選手が足に絡み付き関節を狙うも石川選手は上から動きを止めると,強烈すぎる情念ニーを叩き込む。そこでアレク選手の闘志にも再び熱い炎が宿る。スタンディングでのシバキ合い。殴られて痛いだろうに石川選手が嬉しそうな表情に...ゾクゾクッ!!俺の大好きな石川選手の表情...たまんね~!!アレク選手の張り手でダウンさせられ立ちあがる時の笑み...くほうッたまんねえ!!こういう時の"石川雄規"からは一瞬たりとも目が離せなくなる。アレク選手の関節地獄にも全く諦める事が無い石川選手...もう情念は止まらない。お互いに感情剥き出しの張り手合戦が,パンチ合戦にエスカレートしていく。レフェリーもいや神でも止められない雰囲気だ。もの凄い緊迫感に酸素が薄くなる場内...呼吸する事すら忘れる位だ。そして遂に大塚選手の殺人スープレックスが解禁!!強烈なジャーマン二連発からの垂直落下式ブレンバスター。さしもの石川選手もフラフラだ。そしてアレク選手が石川選手のバックからフルネルソンを...出るかKO率抜群の殺人フルネルソンスープレックス!?しかし,この技の恐ろしさを熟知してる石川選手は足をロックして決めさせない。体勢を入れ替えると延髄斬りが炸裂!!連発で延髄いや顔面斬りで大塚選手を倒し一気に卍固めへ!!そのままグランド卍で大塚選手の腕を極める石川選手。それを逃げらるとお互い技にならない技で気持ちの勝負。最後まで張り合う両者。しかしお互い取っ組みあった時無常にもゴングが。....ゴングが鳴ったのに組み合う両者はお互いヘッドバットで自ら終了のゴングを鳴らした。時間切れだけど会場からは惜しみ無い拍手が送られた。この続きへの期待が充満していた。観てるこっちもやっと呼吸がしやすくなった。なんとも緊張感がありスリルがあり"これぞバトラーツ"ってような試合でした。バチバチというよりバトラーツな試合でした。本当プロレスファンで良かったと思える試合でしたナーシャ!!試合後は検討を称え合う両者。そしてヘッドバットで額を切り流血したアレク選手がマイクを掴み静かに語った。色々あったけどまたバトのリングに帰れる嬉しさと,いつかみんなで集まりたいと...それに石川選手が大きな人間味で応える。石川選手の人間の大きさを考えたらみんなが戻って興行?....どうってことねえよ!!"石川雄規"と"格闘探偵団バトラーツ"の世界征服の野望はまだまだ終わってないから。ナーシャ!!


アレクサンダー大塚選手


石川雄規選手








レッグロック+フェイスロック


腹固め


場外戦


スリーパー






肩固め


CWフェイスロック


情念ニー










垂直落下式ブレンバスター


卍固め


グランド卍固め












ヘッドバット直前








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