格闘探偵団バトラーツ/2007.5.13/埼玉・桂スタジオ⑤

◎第5試合 情念伝承バチバチ師弟対決 30分1本勝負
 ○石川雄規(15分55秒 レフェリーストップ)澤 宗紀●
 *スリーパー・ホールド
★期待のメインイベントは入場時から期待感と緊張感が入り混じり心地よい空気がうねり出す。
両者がリングに揃い,運命のゴングが鳴る... お互い首にかけた赤いタオルを宙に放り投げ本当の試合開始となる...。
澤選手がみんなの期待を乗せてトビキリ全開ファイトを展開。 が...それらの攻撃を受けきり,さらに関節技で切り返す石川選手。 何を仕掛けても最後に悶絶するのは澤選手。 そんな無限地獄の中,澤選手は諦めず粘りに粘る。
意地で極めた足四の字固めは石川選手を苦しめ,磨きに磨きをかけてきた蹴りではダウンを奪った。 しかし,試合は最後まで石川選手ペース。
最後はバックマウントから頭突きをぶち込んでのスリーパーで絞め落し石川選手が勝利しました。
改めて石川選手の大きさを魅せ付けられた澤選手と観客 ...そのブラックホールというか底なし沼のようなレスリング ...そこにあるのは石川選手の人間の大きさと包み込む大きな愛情でした。
試合後は久々にナーシャでガッツポーズの石川選手。 その表情はどこか嬉しそう。弟子の成長と勝利...澤選手の奮闘がそうならせたのだろう。
そして石川選手がマイクを握り 「澤...最初に会ってから8年か......やっときたな...遅かったじゃねえか!!....」 と絶叫。
最後の最後は敗れた澤選手と抱擁し肩車した。 肩車したんだよ...その時僕は胸がいっぱいになった。
...藤原組から選手が大量離脱し藤原組には石川選手と藤原組長しかいなくなった。 その時の後楽園大会で...最後は外国人選手が2人を肩車し...そんな写真を山形の地で見ていた。 雑誌や写真やビデオでしか見てない場面...けど,僕の中では非常に心に残る場面であり大会だった。 あの時師匠と共に担がれていた石川選手が,今日は弟子を担いでいた...なんか胸がいっぱいになった。
この日は母の日だった。澤選手は自分のプロレスのオカンに素敵なプレゼントをした。 その息子の愛情にオカンはもっともっと大きな愛情で応えた。
母親が持つ大きな愛情 ...それも感じたが,試合後抱き合い称えあう姿は本当の親子のようだった ...強い父親と,その背中を追いかける息子の...


“バチバチの神の子”澤宗紀選手


“燃える情念”石川雄規選手


気合十分


貫禄十分


運命の時間が近づく...


情念伝承開始


石川選手の凄い圧力


コーナーでナックルパート


上になる澤選手だが,石川選手が足を極めている


顔面かきむしり


ガードポジション





フラッシュニング・エルボー...


直後にアキレス腱固め


スリーパーホールド





場外戦





胴絞めスリーパー


人妻レッグラリアートが炸裂!!


スペース・ローリング・エルボー


脇固め


二回転蹴りが炸裂








殴り愛


アームロック


コブラツイスト


卍固め


澤選手のドラゴンスープレックスが炸裂


さらにドラゴンスリーパー


足四の字固めが極まる


石川選手悶絶


シバキ愛


バックドロップが炸裂


足折りジャーマン


バックマウントから頭突きを...


フィニッシュは,スリーパーホールド


やはり強かった石川選手


嬉しそうな表情


澤選手に語りかける


その言霊には愛情が込められる


抱き合い称えあう


親子愛

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