格闘探偵団バトラーツ/2008.08.31/東京・北千住THEATRE1010・ミニシアター⑤
◎第5試合 NWAインターコンチネンタルライトタッグ選手権試合 30分1本勝負
~プロレスルール~
王者)日高郁人[ZERO-ONE MAX]&澤 宗紀vs石川雄規&吉川祐太
○澤 宗紀(23分19秒 卍固め)吉川祐太●
※第8代王者日高&澤組が初防衛に成功!!
★メインはタイトルマッチ。
タイトルやゼロワンマックスについては色々ありすぎて書くと止まらなそうなので書かないが...
正直ゼロワンマックスの扱うベルトのタイトルマッチがバトのリングで行われるのは良い気はしなかった。
タイトルマッチの為,プロレスルールで行われた試合だが,一度たりとも誰もフォールにいかなかった。
それはバトラーツだから?それとも?
とにかくレフェリーのパンチさんまでバトルールばりにダウンを取りまくった凄まじい戦いだった。
澤選手の馬鹿騒ぎ...「うぇいうぇい」言いながら絡みつき様はまさに変態だった♪
そして石川選手がいることによる試合への信頼感...こればかりは他の選手には出せないところ。
石川選手のアドバイスで序盤は効率よく戦えた吉川選手。
終盤になればアドバイスの声も聞こえなさそうな感情爆発の闘い。
それを助けつつ見守る石川選手...人を育てるって凄い事なんだよなあ。
そんな期待に応え立ち上がり続けた吉川選手。
会場の声援は吉川選手に多く集まった。
それは吉川選手の実績が無いから...NO!!
吉川選手が一番弱いから...NO!!
今までの闘いの積み重ねや,今回の試合にかける想いが伝わったから。
しかし,残念ながら吉川選手は散った。
けど一番輝いたのは吉川選手だった(キッパリ)。
そしてバトの選手達が魅せた情念の渦だった。
終盤にカットに出てきた日高選手を吉川選手が「邪魔だどけ!!」とリング下に追いやった。
鬼気迫る表情と吉川選手から発せられた情念と凄み...さしもの日高選手も弱弱しくリング下に追いやられた。
ゼロワンマックスだから色眼鏡で観てたのもあるだろうが,俺にはバトラーツの三選手の闘いの輪に日高選手が入れてない気がした。
だから資金力のある準メジャー団体のタイトルマッチだろうが,存在感で上回ったバトラーツを誇りに思うし嬉しかった。
ある意味この試合はバトラーツの勝利であり,吉川選手の試合だった。
試合後下を向かず前を...大きな目をさらに見開き悔しそうにする吉川選手に胸が熱くなった。
目の細い選手の中だけにより大きく見えた吉川選手の目だが,この時は大きく開いてなければ止め切れないものがあったのだろう。
悔しいよ...応援した俺達も悔しい。
だからこそ吉川選手はまだまだ強くなる!!
その大きな目が...凄まじい目力が溢れる感情が俺達を熱くする!!
だから強くなるまで応援しなきゃね。
帰りに売店に立つ吉川選手に声をかけた。
色々な人が温かい声を掛けていた...そんな言葉に泣きそうになりながら応えていた吉川選手。
どんだけ悔しいんだか...けどその悔しさや気持ちはみんなわかっているから。
頑張れ吉川選手!!
外へ出るとしとしと雨が降っていた。
まるで吉川選手の流せない分の涙を代わりに落としているような雨だった。

吉川選手




ジェラシー合戦

アキレス腱固め

ローキック






変形レッグロック


逆片エビ固め

監獄固め


アンクルホールド

関節共同体

グランド卍固め

拳で語り合う





スリーパー



フィニッシュは,卍固め




最高だぜ吉川選手!!


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