格闘探偵団バトラーツ/2009.02.15/東京・北千住THEATRE1010・ミニシアター②
◎第2試合 グラップリングBルール 15分1本勝負
●及川千尋(12分14秒 スパイダー・アームロック)華 名[パッションレッド]○
★第2試合は女王バチの両雄がグラップリングBで激突!!
対戦する度に両者の攻防は密度を増し高度になっているらしい。
“らしい”と言うのも,俺,第1回女王バチも越谷祭りも行ってないから,成長度を感じるのが第二回女王バチとの対比だけなんだよなあ。
しかも前回は女王バチルールで今回はBルールなので,安易に高度になったとか言えないのですが...多分そうなんだと思います。
だって試合メチャメチャ面白かったし,前回のBルールトーナメントの男子選手の戦いにもひけを取らない濃密なレスリング合戦だったし。
下手な男子選手じゃ絶対できないですよ!!...これマジで。
しかも,両者とも裸足だったので,動きやすそう。
けど,足関節極まり辛い...だからこそ上の動きへの集中や,極めへ繋がる足先の動きなんか素晴らしくとても面白かったです。
足先の動きか観れるのは嬉しいなあ。
また両者とも真剣な表情や目力が凄くて素的でした。
女子選手におけるBルールの理想的姿がそこにはありました。
試合は最初のエスケープこそ華名選手が奪うも,その後のポイントは及川選手が三つ奪いリード。
ポイントが無くなった時点で残り約5分。
華名選手から5分を逃げ切る事は及川選手にとっても大変な事だろうし,
逃げ切るより攻めて1本取りたいだろうし...華名選手も負けたくないだろうし。
とにかくポイント切れからがまた面白かった。
ルールの面白さもあるが,そのルールを熟知し素晴らしい攻防を繰り広げた両者のスキルの高さもあるのだろう。
終盤も石川選手の的確な指示もあり優勢に試合を進めた及川選手だったが,華名選手がルールの端っこを使った妙技を魅せる。
前回のBルール・トーナメントで矢野選手がタイガー選手をロープを利用したチョーク山脈で倒したように,
華名選手もロープを利用した足掛けの腕固めを極める。
なんとか逃げようとする及川選手だが,もがけばもがくほど苦しくなる,そこは蜘蛛の糸地獄...
最後は美しき蜘蛛の毒牙にかかり及川選手は勝利目前で無念の敗北を喫した...その名もスパイダー・アームロック。
勝った華名選手が実にぐっとくる美しい表情を魅せる,対する及川選手はひじょうに悔しそう。
またも負けて華名選手の入場曲を聴くとは...さぞ無念だろうが,本当に勝利目前まで追い込んでいたし,次が更に楽しみになりました。
こりゃあ女子のBルールトーナメントも観て見たくなりました。
華名選手
美しき格闘華
脇固め
必至の形相
腕ひしぎ逆十字固め
三角絞め
もがけばもがくほど苦しなる...
フィニッシュは,スパイダー・アームロック
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