格闘探偵団バトラーツ/2009.05.06/東京・板橋グリーンホール④
◎第4試合 30分1本勝負
及川千尋&佐藤綾子[伊藤道場]vs華 名[パッションレッド]&夏樹☆たいよう[パッションレッド]
△及川千尋(30分00秒 時間切れ引き分け)華 名△
★休憩明けのメインに期待感が高まる。
前回の感動...さらに進化してるであろう技術...試合を前にワクワクしてしょうがなかった。
一人ずつ入場してくる選手...選手が増える度に緊張感と期待感も上昇する。
女子らしい華やかさを魅せた入場...そして,試合では華やかさが激しさに変わる。
女王バチの旗揚げ戦(観に行ってない)で第1試合で戦った佐藤選手と夏樹選手。
メインで戦った及川選手と華名選手...始めの一歩の大事な二つの試合を行った四選手。
やはり,そんな四選手だからこそ更に進化した女王バチを構築して行く。
夏樹選手は素早い動きと,抜群のキレの技が冴え渡る。
前日にはNEOでハイスピードという新ジャンルの王者になったようだが,その名に相応しいスピードが凄かったです。
華名選手は流石女王バチと言えるような佇まいと風格。
さらに各選手の技術が向上した事により,その先へと向かう裏技の進化が凄かったです。
次へ次への動きがあるから試合も高度になり面白味も増す。
そんな凄い華名選手と対戦すれば,自らも相手も輝くのが及川選手。
勝利数も増えただけあって,その姿には自身が漲っていた。
勿論打撃や関節技も凄い...観る度に強さを増して行く姿には,正直何処まで強くなるか恐ろしいほどだ。
なんと言っても蹴りがスムーズになったし,試合中に相手を見て反応する速度が格段に上がっている。
流石にこのスタイルでは負ける訳にもいかないだろうし,負けたくもないだろうから。
鼻血を出して我武者羅に戦う様は愛も変わらず輝き美しかった。
そんな中,クラシカルな水着スタイル+レスリングシューズの佐藤選手の存在が光る。
始めて見る佐藤選手だが,見た目の印象は地味な感じ。
更に帰宅後ウィキペディアで調べたらなんと山形県出身ではないか!
しかも,俺が高校時代にレスリングの合宿でお邪魔した山形南で練習してたって...知ってたらもっと応援してたな(笑)。
話はそれたが,佐藤選手は蹴りを使わないから,蹴りを使うパッションレッド軍に対し,攻める手立てが難しかった。
そんな中,佐藤選手は蹴り足を掴みに行き,蹴りを受けながらタックルを仕掛ける。
勿論,なかなか決まらず,がぶられたり,バービーで逃げられるのだが,それでもタックルを仕掛ける。
エルボーや張り手合戦もするが,タックルを仕掛ける印象が強く残った。
その勇気に感動し魂が震えた。
蹴りの恐怖の中,思い切りの良いタックルを仕掛けるってのは相当凄い事だと個人的には思います。
ましてや相手が並の蹴りを使う選手ではなく,しっかりとした技術を持っている選手。
華名選手の重くて的確な蹴りも,夏樹選手の速くてキレのある蹴りも,どちらも戻りが早く試合で使える本物の蹴り。
それに対して...すげえなあ。すげえ勇気だ。
そんな凄い選手達がリング上で勝ちを目指し最後の最後まで動きを止める事無く戦う。
試合時間は残りわずかに...それでも最後の最後まで勝ちを目指し戦う選手達。
年頃の娘さん達が,髪を振り乱し血でコスチュームを汚し,汗でドロドロになりらがら鬼の形相で戦い続ける。
本物の技術を身に着けた勇気ある者達が,信念を持ち必死に戦う様は,まさに神々しいものだった。
結末は時間切れ引き分けだった。
残念ながらサムライTV(恐らく)と女子の会場で見かけるカメラマンのせいで,最後の追い込みがあまり見えなかった。
久々にカメラに邪魔されたな(苦笑)。
サムライTV(恐らく)の兄ちゃんはズボンを下げて履く今時?な感じだったが,客に尻を向けるんだから,服装ぐらいビシッとしやがれってえの。
ずっと立って動かないで撮ってるから,とっても邪魔で蹴飛ばしたかった(苦笑)。
女子の会場で見かけるアイパーみたいな頭のカメラマンも終始腰が高くて邪魔だった。
変な頭に時間かける余裕があるなら,足腰鍛えて腰を低くしろっての。
いつもバトやバチバチで見掛けるようなカメラマンはニュートラル付近で,しっかり腰低くしてたのにね。
B系はグランドが面白いから,視界を遮られるとマジで面白さ半減。
そういった一見のマスコミには,B系での取材姿勢が良く解って無かったんだろうな...色々と残念だった。
尻向けたり,客の視界を遮るくせに,挨拶も誠意も無い...それでいて若干偉そうなマスコミ。
どうせちょっとしか映さないし,載せないのにな...マスコミがキチンと取材して発表すれば,素人の薄っぺらい感想文
を読まなくても,色々な人に真実や詳細が伝わるのにね。
久々にムカっときたな馬鹿マスコミに...俺は高い金払って観に来てるの!!邪魔すんな馬鹿ッ!!
と脱線してしまい申し訳ない。
けど,俺の観戦記だからいいのだ。ちゃんとした詳細や真実は別のサイトでも見て下さい。
さて,最後の最後があまり見えなかったが,きっと最後のコンマ1秒まで彼女達は勝利を目指していたはず。
目には見えなかったが,何かを感じた気がした...いや,この試合を観て何も感じない人はいないだろう。
試合後は悔しい表情の選手達。
時間切れ引き分けで“良い試合だったね”みたいな爽やかさは無く,ドロドロとした女の執念がリングを渦巻いているようだった。
だけど,そんなドロドロしてるものが美しく見える時や,輝いて見える時がある。
メインは,まさにそんな感じだった。
最後は各選手が四方に礼をし静かに幕を下ろす。
プロレスではお決まりとなったマイクも勿論無し。
マイクを喋る余力など無い戦いを繰り広げたのだから。
リング内で立ってても寝てても,コーナーで控えていても常に集中し動き続けていた。
普通の時間切れ引き分けじゃないですからね。
彼女達の生き様,確かに感じました。
そして色々なものをもらった...ありがとう!!最高だぜ女王バチ!!
夏樹選手
佐藤選手
パッション・レッド
及川選手入場
喧嘩売ります!!
フロント・ネックロック
完璧!胴絞めスリーパー・ホールド...四の字フック+足先もガッチリフック
相思相愛
ミドルキックをキャッチ
アキレス腱固め
アキレス腱固め
腹固め
張り手
フロント・スリーパー
レッグロック
顔面へのローキック
脇固め
アキレス腱固め
場外戦
胴絞めスリーパー・ホールド
決死のタックル
変形裏STF
フロント・ネックロック
串刺し顔面ローキック炸裂
高速胴タックル
ミドルキック
アンクルロック
カメラ邪魔!!ズボン上げろ!!
スリーパー・ホールド
胴絞めドラゴン・スリーパー
レッグロックで切り返す
時間切れ引き分け
悔しさがにじむ
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