格闘探偵団バトラーツ/2009.07.05/東京・北千住THEATRE1010・ミニシアター③
◎第3試合 B-1クライマックス・Aブロック公式戦 20分1本勝負
○【3点】吉川祐太(9分48秒 変形ヒール・ホールド)タイガー・シャーク[リアルジャパン]【0点】●
★第3試合は今大会2試合組まれた“鮫肌vsリアルジャパン”の第1ラウンド。
リアルジャパン勢も好きだが,今回はバトラーツ最強を決めるリーグ戦だけに,バト勢には是非勝ってもらいたい。
こういった対抗戦もさり気無く組み込まれている事で,身内の最強ではなく,真の最強を決めるに相応しいリーグ戦となる。
さて,試合では実力者という噂のあったシャーク選手が,そのベールを脱ぎ始める。
鋭い蹴りに,高度なグランド技術。
さらに冷静なサバキや,圧力を見せ吉川選手をジリジリ追い込んでいく。
しかし,やられてからが吉川選手の底力というか,諦めの悪さが良い意味で現れ魅力が増す。
ボロボロにされた体をひきずり,必死にシャーク選手に立ち向かう。
一発一発の技に“これで極める”って気持ちが感じられた。
勿論,相手にはダメージとなって感じられる。
しつこくアンクル・ホールド~裏膝十字固めで痛めつけた膝が,終盤シャーク選手の動きを鈍らせる。
更に急所蹴りまで見舞ったシャーク選手...悪い事をすればバチが当るって事か?かすかに足をひきずり始める。
そこを見切った吉川選手は変形ヒール・ホールドを,踵から膝まで捻じ切れんばかりにガッチリ極めシャーク選手から勝利をあげた。
正直序盤の劣勢とシャーク選手の強さから吉川選手の勝ちを想像するのは難しかった。
けれども吉川選手の眼には勝利を期待させるものがある。
だから勝った瞬間物凄く嬉しかった。
そして,吉川選手も何度もガッツポーズをし勝利を噛み締めていた。
どんなにやられても,最後の最後に関節技でキッチリ勝つ...まさにゴッチイズムであり,バトラーツのプロレスである。
吉川選手には数多くの団体からのオファーも,トリッキーな技も,これといったキャラクターも,大きな体も無い。
けれどもバトラーツのプロレスを一番濃く体現し,折れない心を持っている吉川選手に,
優勝を少しだけ感じるのは俺だけではないだろうね。
タイガー・シャーク選手
吉川選手
握手を差し出す吉川選手
足で上半身を固め,ボディブローでスタミナを奪う
首相撲からの膝蹴りが凄い!!
オモプラッタから...
変形のクロス・フェース
膝立ちでの殴りあい
アンクル・ホールド
しつこい!これが後々生きてくる
裏膝十字固めで追い込む
カウンター式飛び付き腕ひしぎ逆十字固めはロープに近い
シャーク選手がツームストン・パイルドライバーを
バトのリングでダイビング・ヘッドバットがモロ炸裂!!
足を絡め固定して上で踵を捻る
変形ヒール・ホールドで吉川選手が勝利
まさに激戦
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