格闘探偵団バトラーツ/2009.12.06/東京・北千住THEATRE1010・ミニシアター②
◎第2試合 竹嶋健史デビュー戦 30分1本勝負
○矢野啓太(8分12秒 キャメルクラッチ式ショルダーロック)竹嶋健史●
★第2試合は久々の新人竹嶋選手のデビュー戦。
事前情報で彼が“変態”である事が,先輩である澤選手から広まっていた為?彼の選手コール時には,
無数の変態ピンク紙テープが舞った。
って,俺も大好きなピンクは変態の色じゃねえ!!可愛い色だよ♪ピンク男子とかウゼエっての(笑)。
変態である竹嶋選手の風貌は坊主頭に無精髭,そして割とムチムチボディーに吊りパン。
なかなか好感の持てる風貌...だが,なんとなく俺に似ているらしい。
周りの人達はそう言うが,俺は似てないと思うな...変態ってのは合ってるんだろうけど(笑)。
前置きが長くなったが,久々に表立った変態な新人がデビューするのである。
試合ではレスリングの動きを中心に矢野選手に立ち向かった竹嶋選手。
渾身のエルボーに,極めを狙ったがぶり等初々しかった。
しかし,プロレスラーは強かった。
序盤こそ変態面だった竹嶋選手も矢野選手の厳しく嫌らしい攻めに苦悶の表情が続く。
スパーリングとは違う試合の緊張感や厳しさを経験した時,初めてプロレスラーになった実感が沸くのだろうか?
俺はプロレスラーじゃないから解らないけど,きっとそうなのかな?なんて思った。
とにかく厳しく嫌らしかった矢野選手の攻め。
けど,それが素晴らしく面白かった為,デビュー戦の竹嶋選手より矢野選手に夢中になってしまった。
基本的にデビュー戦の新人に声援を贈る事は滅多にない俺...偉そうで申し訳ないです。
だって,まだどんな選手かも解らないし,心を動かされなきゃ声も出ないっしょ。
むしろデビュー戦で熱くさせる選手の方が稀。
そう考えると矢野選手のデビュー戦は稀だったな。
バトラーツで観たデビュー戦で一番心が動かなかったのが,現フーテンの大場選手の試合だったな(アレク戦)。
何故か逆の意味で鮮明に覚えている。
竹嶋選手のデビュー戦は,俺の中で記憶に残らない気がする。
だって,矢野選手のプロレスが面白すぎたから...きっと俺個人的趣味にピッタリはまってしまったのだろう。
試合の構築からデビュー戦の相手を務める自身の立ち位置まで緻密に計算されていた?矢野ワールド。
手を踏むという一般人でも痛みが伝わり嫌らしい攻めを散りばめたり(技の中にも),
相手を確実にコントロールしているようだった。
打撃や投げ技で厳しさを叩き込むより,矢野選手のスタイルで厳しさを叩き込むってのは相当難しい事に思う。
それを行った矢野選手...マジすげえ!!
最後はキャメルクラッチ式ショルダーロックで矢野選手が勝利した。
「竹嶋選手デビューおめでとうございます!!またバトラーツでの楽しみが一つ増えました。」
そんな竹嶋選手は休憩時間にもやってくれた。
休憩時間も終わりを迎えようとした頃,足元のリング下から手が...ホラーッ!!
竹嶋選手の手が...リング下から外に出た彼は変態チックな愛想笑いをして雑用に向った。
恐るべき新人現る...。
竹嶋健史選手
黒い吊りパンスタイル
ストレッチ技...手を足で踏んで固定
切れないクラッチ
腕ひしぎ逆十字固め
ニー・オン・ザ・ベリーを利用した拷問技
渾身のがぶり
逆エビ固め
エルボー・パッド
螺旋式ハンマーロック
前方脇固め
フィニッシュは,キャメルクラッチ式ショルダーロック
矢野選手凄すぎ!
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