格闘探偵団バトラーツ/2009.12.06/東京・北千住THEATRE1010・ミニシアター③

◎第3試合 30分1本勝負
 澤 宗紀&焙煎TAGAI[西口プロレス]vs竜司ウォルター&成田吉駿[TEAM竜司]
 ○焙煎TAGAI(13分22秒 膝十字固め)成田吉駿●

★第3試合は佐々木選手の欠場により“バトラーツ本隊vs竜司軍”みたいなノリ?のタッグマッチ。
試合前からバトラーツ初登場となった成田選手を視界に入れず,竜司選手を挑発する澤&焙煎組。 お互い“お笑い”の筋もあるからか?揃って「竜司が出て来い!!」と挑発する様は面白かった。
試合では澤選手と竜司選手の危険な遭遇を期待したが,それよりも焙煎選手の自信と成田選手の半殺しにされ具合が試合の中心に。
この試合で見せた澤選手の変態だけじゃない打撃技術の高さと,竜司選手の破壊力...もっと観たかったが,続きは来年の楽しみに。 竜司選手はあえて成田選手を推したようだが,...下の者を上げようとするのもいいけど,竜司選手にも上がって貰わないと。
そして,出場予定だった佐々木選手が怪我の為,当日急遽参戦決定となった成田選手。 竜司興行で石川選手を相手にプロデビューしている成田選手。 その前はアマチュアのグラップリング大会で優秀な成績を収め,柔術の学生王者でもあるらしい。 だからこそフレッシュで,いかにも格闘家な感じだった。
個人的にプロレスラーに魅力を感じるが,格闘家の人にはあまり魅力を感じない。 それは闘い方云々よりも,かもし出す雰囲気。 いかにもスマートな格闘家より,泥臭くて触れば妊娠するようなムンムンしているプロレスラーがカッコイイの♪
そういった面でも成田選手にプロレスラーを感じる事は無かった。 しかし,澤選手が強烈な頭突きをかますと,体力も底を付き,ボコボコの半殺し状態になりながらも, 目をひんむき立ち向かっていった...これ!! こういった姿がプロレスファンの心を掴む。
技術も高いし強いんだろうが,やはりこういう我武者羅さが個人的には大好き。 ただの半殺しにされた格闘家を,そうでは無いものにした澤選手の持ってる“何か”が,久々に観れた気がした。
そんな状況の中,自信を漲らせ戦っていた焙煎選手。 本当にこの一年...いやB-1を完走した事で逞しくなった。 もう,その姿に“お笑い”を感じる事は無い,焙煎選手は立派なプロレスラー。
焙煎選手を観たこと無い客からは“西口プロレス”って事で,冷かしの野次も飛んでいたが。 一見だったらしょうがないのかな。 だって“西口=お笑い”だしね。
けどバトラーツを観ているお客さん達は解ってるから...焙煎選手は立派なプロレラーだと。 そういった先入観にも打ち勝つように,最後は焙煎選手が膝十時固めで成田選手から勝利しました。
焙煎選手の意地と,成田選手の心意気に大きな拍手を贈りたい。


澤選手


息もピッタリ“お笑い”を汁...いや知るコンビ


サイドポジション












刺激的♪/b>






強烈なミドルキック






苦しむ成田選手


焙煎選手の自信が凄い


三角絞めを潰す






世界一攻撃的なシャイニング・ウィザード


フィニッシュは,膝十字固め


試合後も続く乱闘


成田選手も試合後には良い面構えに


来年の焙煎選手には期待大

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