格闘探偵団バトラーツ/2009.12.06/東京・北千住THEATRE1010・ミニシアター⑤

◎第5試合 30分1本勝負
 石川雄規&吉川祐太vsスーパー・タイガー[リアルジャパン]&タイガー・シャーク[リアルジャパン]
 ●吉川祐太(16分09秒 シャーク・デス・バイ・ロック)タイガー・シャーク○

でっかい目玉から涙がこぼれた
でっかいから 涙がボロボロこぼれ落ちた
ちっちゃい体で でっかい夢を抱き
大好きな場所で でっかい目玉から涙がこぼれた
曇ったでっかい目玉が見る先には きっと綺麗な虹がかかってる
その虹をわたって もっともっと素的な場所へ連れてってくれる
でっかい目玉が閉じたら くしゃくしゃがカッコ良かった


メインは“バトラーツvsリアルジャパン”の団体対抗戦...こういった目線で観るのはナンセンスなのかもしれないが, やはりバトラーツ軍には負けて欲しくないし,団体対抗戦って思って観た方が刺激的だ。
リアルジャパンでは組む事自体がありえない虎コンビは想像以上の強さだった。 S・タイガー選手は相変わらずダイナミックで破壊力抜群の蹴りが冴える。
シャーク選手は...S・タイガー選手以上に抜群に動きが良かった。 切れ味鋭い蹴りには,会場から溜息が漏れる程。 いよいよシャーク選手の強さのベールが剥がされてきた。 B-1で負けた吉川選手も圧倒する強さ...来年のシャーク選手は,どこまで強くなるのだろう?
対するバトラーツ軍は石川選手と吉川選手の“川”師弟コンビ,リバースって感じかな。 弟子という小さな支流を受け止め,大河の流れを作り海へと突き進む...まさに川のようなコンビだが, 今回は支流である吉川選手が激流で流れていった。
序盤から気合満点で虎軍団に立ち向かう吉川選手。 それも決して無鉄砲ではなく,勝てる雰囲気をかもし出していた。 しかし,こういった時に不運なのが吉川選手。 今回も試合途中で膝を痛め,さぞかし無念だったろう。
そんな吉川選手を好フォローしつつ,強敵すぎる虎軍団を受け止めた石川選手。 この日の石川選手の動きには若さを感じる程だった...弟子の奮闘に心が動いたか?やっぱスゲエっす。
最後は吉川選手がシャーク選手の蹴りの連打からシャークデスバイロックに捕まり青息吐息。 そんな吉川選手を救おうとS・タイガー選手と格闘する石川選手。 なんとか蹴りをキャッチし足折り式ジャーマンで投げ捨て,カットに飛び込むが...その寸前で吉川選手が無念のタップアウト。
吉川選手の気合と気持ちをへし折るシャークデスバイロックのフィニッシュ率の高さは驚愕である。 勝敗的には残念だけど,本当に残念なプロレスを観てる人に見せたい感じのフィニッシュシーンだった。 これだからバトラーツは最高なんだ!!


虎コンビ


情念師弟“川”コンビ




気合満々の吉川選手










アキレス腱固め


掌底


逆さ吊りキック刑


強烈過ぎる


しつこすぎるスリーパー・ホールド


スクリューキックでふっ飛ぶ


S・タイガー選手の変形足四の字固め


リバース・インディアン・デスロック


シャーク選手の切れ味抜群のドロップキック


戦慄のキック


拷問式キャメルクラッチ


ダブルのブレンバスター


渾身のスリーパー・ホールド


腕ひしぎ逆十字固め




脇固め


情念バックドロップ


延髄斬り


卍固め




フロント・スリーパー・ホールド




ツームストン・パイルドライバー


ダイビング・ヘッドバット


アンクル・ホールド


フィニッシュは,シャーク・デス・バイ・ロック




恐るべしシャーク選手

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