格闘探偵団バトラーツ/2009.12.06/東京・北千住THEATRE1010・ミニシアター⑥

◎その他&観戦後記
★試合後は石川選手が挨拶を行ったが,最後は吉川選手に「締めろ」と。
吉川選手は拒否したが,「一言だけ」という事でマイクを握る。 その表情や胸の中は,この時点で表面張力一杯だったに違いない。
搾り出すように声を出す...「世間ではプロレスラーって言われますが,僕はバトラーツの選手なんです...」と。 更に後輩竹嶋選手のデビューに対し,「あの旗の意味を考えろ(バトラーツの団体旗)」とアドバイスしたと。 吉川選手の現状や悔しい思いを観てきてない人達には意味不明なマイクだったのかもしれない,けれどもの何かは伝わったはずだ (実際「何が言いたいんだ?」って声も耳に入ってきた)。 そうであって欲しいと思う。
最後に吉川選手は「バトラーツが大好きです。」と2009年のバトラーツを締めた。
正直,涙のマイクに胸を打たれた。 普通ならカッコイイ姿ではなかった...負けて,涙を流し,団体愛を叫ぶ...けれどもその姿が最高にかっこよかった。
マイクで締めるのが主流のプロレス界で,こうも生生しい言霊は滅多に聞けないだろう。 最初から言葉を用意している者...更にはカンペを読む残念な者までいるという。 そういった中で,吉川選手のマイクは言葉では無く,言霊を発していた。 言葉には力がある...今回のマイクはまさに言霊だった。
ある意味重い十字架を自ら背負った吉川選手だが,それに打ち勝って欲しい。 吉川選手の来年の飛躍に期待したい...そして結果を残して欲しい!!
そして「バトラーツが大好きです」ってマイクに...俺も大好き♪ むしろ俺の方が大好きだ!!と言えるね(笑)
今大会は選手の怪我に泣かされた大会だったが,代打出場の選手達の奮闘もあり最高に面白い興行となった。
その影にパンチアナの好アシストもあったと思う。 場外ダウンを井口レフェリーが気付かないと,パンチアナがマイクでカウントを数えた。 忘れられがちだが,バトラーツルールでは場外に落ちたらダウンと見なされ,10カウントでKO負けなのだ。 こういったとこもバトラーツの面白さの一つ...それを影からアシストしたパンチアナは何気に影のMVPだったりして。
年内最終戦も最高にエキサイティングで,最高のプロフェッショナルレスリングだった♪ 来年も大好きな格闘探偵団バトラーツが楽しみナーシャ!!


弟子を称える師


石川選手が締めると思いきや...


吉川選手に...


搾り出すように言霊を発する


大きな目から涙がこぼれる


バトラーツの旗の下,頑張れ吉川選手!


ティケット...澤選手ありがとうございました。


西口プロレス,リアルジャパンプロレス

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