格闘探偵団バトラーツ/2010.03.14/東京・北千住THEATRE1010・ミニシアター⑤
◎第5試合 30分1本勝負
石川雄規&澤 宗紀vs臼田勝美[BML]&竜司ウォルター
○石川雄規(20分31秒 胴絞めスリーパー・ホールド)竜司ウォルター●
★メインはまさに役者が揃ったタッグマッチ。
B1で魅せられた石川選手と竜司選手の世界。
あの時は引き分けだったが,今度はどんな刺激を俺達にくれるのか?
そこに澤選手と臼田選手がどう食い込んでくるか?
そんな感じで試合前には考えていたが,そうはならないのがプロレスの面白であり,リアルファイトなところ。
エンタメに慣れたファンに今一度思い出して欲しいプロレスの深み。
誰かの暴露本や,何かの情報で知った風な口を叩く前に,リアルを,プロレスの真髄を探求するプロレスの面白さ。
誰かに用意された物語じゃなく,自分の頭で考え構築し物語りを育てるプロレスの面白さ。
試合の後に残る余韻と疑問...答が無いから探そうとする,そんなプロレスが持つ素的な魅力を感じられるリング。
そのリングに誇りを持つ四選手が魂と体を削り闘うのだから面白いのなんの。
竜司選手は石川選手に対しギラつき闘志をむき出しにし,それに対し石川選手も
応戦する。
が,そこに強引に割って入ろうとする澤選手。
やはり澤選手は上手い試合や熱い試合よりも,こういった割り込み的というか図々しいというか,
自分が動かなきゃ何ともならないような状況での試合の方が魅力を感じる。
他所での活躍も凄いが,やはり澤選手のホームはバトラーツであり,DNAが呼応するのはココのリングなのだ。
三選手がギラギラと闘う。
そんな中,誰よりも元気だったのが臼田選手。
鋭い蹴りに至高のグラウンドテクニック,ギラギラの中で主張をせずとも闘いの渦に飲み込まれず存在感を示す。
決して主役って感じでは無かったのだが,臼田選手の凄さが俺達のファンの心を掴んで持っていくようだった。
メインのカードで一番テーマの絞りにくい選手ながらも大活躍...これだからバトは,いやプロレスはたまらない。
本来プロレスってこういった作られていない今夜のヒーローが出てきたりするもんだからね...作られてないね。
最後は石川選手が胴絞めスリーパー・ホールドで竜司選手をくだし熱戦に終止符が打たれた。
各選手が作り出すそれぞれの世界...その世界のぶつかり合い。
ハチャメチャなようで,緻密な攻防が行われてる深さ...たまらんっす。
澤選手臨戦態勢
情念師弟コンビ
挑発!変態!澤選手!
スリーパー・ホールド
竜司選手のローキック
重いパンチが炸裂
レッグロック
腕ひしぎ逆十字固め
コーナーに詰めてのパンチ連打
クロス・フェイスロック
スリーパー・ホールド
エルボー・パッド
殴り愛
グランド卍固め
脇固め
フィニッシュは,胴絞めスリーパー・ホールド
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