格闘探偵団バトラーツ/2010.08.08/埼玉・イサミレッスル武闘館③
◎第3試合 20分1本勝負
△竜司ウォルター(時間切れ引き分け)スーパー・タイガー[リアルジャパン]△
★“竜虎相搏つ”とは“力の伯仲した二人の強豪が勝負する。”という意味。
第3試合は破壊力抜群のパンチとパワーを魅せる竜司選手と,鋭く豪快な打撃を得意とするタイガー選手げ激突。
業界的には注目度が低くても,今年もB1が行われたいたら,決勝戦がこの顔合わせになってもおかしくない豪華な一騎討ちだ。
序盤から激しい打撃が交差する。
だが,徐々にタイガー選手がペースを握り,竜司選手が劣勢になる場面が多くなる。
それでも自分を鼓舞しながら前に前に出る竜司選手が終盤には状況をイーブンに持っていく。
更に竜司選手の研究というか,野生の勘的な動きが冴え渡る。
KO率抜群のタイガー選手のスクリューキックを首を巻き込ませる形でダメージを防ぎ,更に足を取りアンクル・ロックという凄い
動きを魅せる。
会場の熱気も上がり,会場の奥からは因縁の?石川選手から竜司選手に激が飛ぶ。
試合時間が短くなっても両者の動きは止まらない。
これは最高の試合だ!!と興奮した。
だが,残り一分になる両者は殴り愛を始める。
正直勝ちたいなら別の動きもあっただろうし,最後まで勝負して欲しかったのが正直なところ。
なので最高の試合だったが,最後の最後で若干興醒めしてしまった。
けど,もう勝てるだけの動きをする体力が残ってなかったのかもしれないし,
そんな状況で殴り愛をするんだから凄い。
竜虎相搏つ一戦は時間切れ引き分けで幕を閉じた。
内容は最高だったので,もう一度観てみたい試合である。
そして,竜司選手のセコンドは相変わらず声がか細すぎて良くないね(笑)。
休憩時間にはスペル松田リングアナの司会進行でインフォメーションコーナーが行われた。
焙煎選手が西口プロレスや焙煎TVを告知し,松田アナがバトラーツの次回興行を告知した。
そして,次回北千住大会に参戦するIGFの鈴木選手が挨拶を行った。
サムライTVで観たIGF中継で前座で良いファイトをしていた若者だ。
個人的には新人賞を受賞して澤田選手より全然良い選手だと思う。
蛇の穴出身のカール・ゴッチさんの流れを組む団体に,蛇の穴の後輩ビル・ロビンソンさんの弟子スネークピッドジャパン出身の鈴木選手が参戦する。
鈴木選手はロビンソさんの弟子としてサブミッションで石川選手から一本取りに来るようだ。
その風貌やキャリアや猪木絡みから村上選手の事を思い出した。
村上選手がプロレスラーとして商品価値をあげたのは新日本でもゼロワンでも無く,間違い無くバトラーツ。
石川選手との抗争があったから。
色々嫌な事もあったけど,結果的に最高の選手に育っていった。
そんな事を考えると鈴木選手の参戦は楽しみだし,いきなりメイン出場って事で,
他の選手達のジェラシーに火が着くのも楽しみだ。
バトラーツのリングで蛇の穴の伝説が蘇る!!
タイガー選手
竜虎相搏つ
ヒール・ホールド
変形複合式レッグロック
クロス・フェイスロック
クロック・ヘッドシザース
C・W・アームロック
コークスクリュー・ヘッドシザースからのサブミッション
腕ひしぎ逆十字固め
殴り愛のまま時間切れ
休憩時間...IGFの鈴木選手が挨拶
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