格闘探偵団バトラーツ/2010.08.08/埼玉・イサミレッスル武闘館④
◎第4試合 20分1本勝負
○石川雄規(10分21秒 胴絞めスリーパー・ホールド)三州ツバ吉[バンプマン]●
★前回の山本選手との一騎討ちに続き,今回は三州選手が石川選手と一騎討ち。
山本選手も三州選手もバトラーツ,石川選手への想いが強い。
憧れの人と戦う日...覚悟と意気込みが三州選手の表情から伝わってきた。
この試合に向け,三州選手はブログで胸中と想いを吐き出し,それを石川選手
は自信のmixiにLINKを貼った。
三州選手の想いを知れば後押ししたくなるのが人情ってもん。
人情の“情”は情念の“情”でもある。
そして会場は三州コール一色となった。
自身の団体でアウェイ状態の石川選手だったが,闘い自体はブレも無なく選手としての器の大きさを感じさせた。
勿論,力の差はあるわけで,だから石川選手からは余裕も感じたし,あえて悪役になる事も可能だったのだろう。
そんな中,冷たい人間なのであろう俺は三州選手への想い入れもブログを読んだだけでは沸かず,比較的冷静に観ていた。
会場の盛り上がりと,冷静な俺とのギャップが案外心地良かった。
つうか情念Tシャツを着た石川選手大好きの俺からすれば,石川選手に勝てる訳が無いと思ってたから。
試合は当然石川選手が強さを魅せつけた。
だが,三州選手も沢山の声援を力に代え奮闘した。
首筋に叩き込んだ蹴りや,全体重をのせて放った張り手。
三州選手の情熱や想いは胸の奥にビンビンに伝わってきた。
しかし,最後は石川選手がスリーパーで勝利した。
三州選手は今回は勝てなかったが,また強くなって石川選手にチャレンジして欲しい。
まだまだ39歳!!
そして,石川選手にはまだまだ高い壁でいて欲しい。
試合後に目に入って来た石川選手の背中が妙にデカく感じた。
大きな背中を見て育ち,それを越える為に精進する。
プロレスの持つ魅力を改めて感じたウェットな一戦だった。
三州選手「殴りに行こうか!!」
石川選手
拳銃を突きつける
スタンディング式アキレス腱固め
クロック・ヘッドシザース
首極めC・W・アームロック
アンクル・ホールド
変形極楽固め
渾身の張り手
アンクル・ホールドを必死にエスケープ
石川選手のブレイン・バスター
脇固め
フロント・ネックロック
背後からスリーパー
フィニッシュは,胴絞めスリーパー・ホールド
大きな背中
三州選手の意地
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