格闘探偵団バトラーツ/2010.08.08/埼玉・イサミレッスル武闘館⑤
◎第5試合 30分1本勝負
澤 宗紀&矢野啓太vs佐々木恭介[FREE]&山本裕次郎[チーム太田章]
○澤 宗紀(16分53秒 グランドお卍固め)山本裕次郎●
★逢えばバチバチ馬鹿騒ぎになる澤選手と佐々木選手が久々に遭遇。
そこに入った実力者山本選手と,天才?矢野選手。
メインは馬鹿騒ぎなハチャメチャバチバチになる事が予想されたが,その中で矢野選手と山本
選手が何を魅せるかが注目だった。
試合は予想通り馬鹿騒ぎなバチバチの試合が展開された。
手や足だけでなく口もフルに稼動させる澤選手と佐々木選手。
そこになんとか入ろうとするが,持ち味が発揮されない山本選手。
自身の魅力をドンドン出して欲しかったが,若干試合に合せた感が残念だった。
最近では山本選手がレガースを着けて登場すると若干ガッカリしちゃうもんね。
頑固なまでのしつこいグランドが見たかったなあ...馬鹿騒ぎの中で。
そんな中,試合に合せるでも無く,上手く溶け込み,馬鹿騒ぎの中,
打撃をほとんど出さない矢野選手の動きに目が釘付け。
変幻自在な動きも素晴らしいが,そのポジショニングの上手さは業界最上級。
今自分が何処にいて,この位置で何を魅せるか,どこでどの技を魅せれば一番客に伝わるか...相当考えているんだろうし
,プロレスが大好きなんだろうなあ。
そんな矢野ワールドに完全掌握されてしまった俺は,馬鹿騒ぎの刺激より矢野ワールドの刺激を体が欲していた。
ある意味劇薬,いや猛毒だな矢野選手。
最高にエキサイティングで熱い馬鹿騒ぎよりも,矢野選手の動きに刺激を求める体。
けど,試合の中心は馬鹿騒ぎ...「もっと矢野ワールドが観たい。」という欲求からか?馬鹿騒ぎ
のバチバチを観たのに不完全燃焼感を持ってしまった。
澤選手も佐々木選手も限界まで殴り合い,シバキ合い,終盤は敵も味方も訳も解らずバチバチし合っていた。
なのに...結局一番印象に残ったのは矢野選手だった。
最後は澤選手がグランドお卍固めで,山本選手を葬った。
バトラーツは深いが,矢野選手の存在はより深く,脳味噌に「?」を刻んで行く。
一時期バトラーツのプロレスは夜通し語れるプロレスと言われていた。
そんな語れるプロレスを一番継承し魅せて行くのは矢野選手なのかもね。
鮫肌コンビ
佐々木&山本組
澤選手
Bルール王者対決
四の字固め攻防
変形羽根折り固め
コブラツイスト
ローリング・クレイドル
シバキ愛
滅茶苦茶
ハチャメチャ
敵味方入り乱れての乱交式バチバチ
フィニッシュは,グランドお卍固め
試合が終わっても闘いはおさまらず
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