格闘探偵団バトラーツ/2010.10.24/東京・北千住THEATRE1010・ミニシアター⑤

◎第5試合 30分1本勝負
 ○石川雄規(15分22秒 アンクル・ロック)鈴木秀樹[UWFスネークピットジャパン]●
★前回大会タッグマッチで激突した石川選手と鈴木選手。 試合は石川選手が鈴木選手からキッチリ一本を奪い,鈴木選手は自ら敗北を認めた...にも関わらず試合後に 場の空気を読まずに吠えたマイク。
そのマイクで鈴木選手は石川選手を挑発し,石川選手は一騎討ちをぶち上げた。
その後も,鈴木選手が
> 「バトラーツファンへ。石川雄規がアントニオ猪木で鈴木秀樹がローラン・ボックに例えられてるなら「あの惨劇」の再現になる。 「あの惨劇」でアントニオ猪木がどうなったか……よく思い出してほしい。石川雄規へ、受け身の練習だけはしておいてくれ。」
とシュットゥットガルトの悲劇を持ち出し宣戦布告。
石川選手だけでなくバトラーツファンへも宣戦布告。 ボックに例えていた俺や盟友とき兄さんやその他ファンにも喧嘩を売られた格好だ...燃えるぜ!!
とにかく戦前から興奮して,一つの試合自体が楽しみでしょうがなかったのは久しぶりの感覚だった。 昔はよくあった感覚だけど,ここ最近はこういった感覚は無かった。
試合は期待以上のスゲエ試合だった。 会場が静まり返り,リング上に集中する...それがまた心地良い。
鈴木選手の若さ,テクニック,パワー...本当に凄かった。 まさに怪物。
それでいて石川選手のボディに的を絞った一点集中の理詰めの攻め。 ボディシザース...それもフィギア・フォー・ボディシザース(栓抜き式)。
なんつうかクラシカルで伝わり難い攻めなんだろうけど,伝わるんだよね。 漫画のタイガーマスクのブラック・バイソンのバイソンじめを思い出した。 バイソンは虎の穴の刺客だったが,鈴木選手は蛇の穴の刺客。 虎の穴は蛇の穴をモデルにしたと列伝に書いてたが,なんか色々と運命の糸が複雑に絡んでる感じだね。
悶絶する石川選手...何度も何度も訪れる死線を越え,最後は大逆転のアンクル・ロックで勝利。
四の字フックの補助足が膝裏に来た瞬間に足を伸ばしてフックしてる足を極めるまさに神技!!まさに神!!
と解説してるが,このフィニッシュを理解するまで試合後も色々と学んだんだ。 詳しくは日記やmixiを見てもらえば解るけど,一つのフィニッシュで色々と学べた事は,俺にとって とても大きかった。
こういった神技がずっと昔からゴッチさん~藤原組長経由で石川選手に伝わってるってものたまらんね。
ボロボロになりながらも勝利を手繰り寄せる石川選手の姿に胸が熱くなった。 人生や生き方,色々な事にプラスになる凄い生き様だった。
素晴らしい試合を俺達にプレゼントしてくれた両雄に心から感謝したいと思った。


石川選手


鈴木選手


名勝負第一章


サイドポジションからのプレッシャー




袈裟固め


足掛けC・W・アームロック


脇固め




サイド・ボディシザース


アキレス腱固め




弓矢固め


逆エビ固め


横四方固め


フィギア・フォー・ボディシザース


スピード重視の低空型のダブル・アーム・スープレックス


逆片エビ固め


コブラツイスト


ラクダ固め


ボディシザース


すくい投げ


豪快なダブル・アーム・スープレックス


フィニッシュ直前...鈴木選手の右足を石川選手の右膝裏がキャッチする


激戦終了

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