格闘探偵団バトラーツ/2010.12.26/東京・北千住THEATRE1010・ミニシアター②

◎第2試合 グラップリング-Bルール 15分1本勝負
 ○山本裕次郎[チーム太田章](11分14秒 アームロック)焙煎TAGAI[西口プロレス]●
★第2試合は2010年のBルール・トーナメント覇者の山本選手と,最近Bルールでメキメキと実力を発揮してる焙煎選手が激突。
Bルールというカテゴリーの中で,今最も旬でファンが望む対戦が実現するなんて最高だぜ!!
立ち上がりから焙煎選手の動きが良く,山本選手は防御で手一杯。 攻め込み,攻められても切り返す焙煎選手だが,それを凌ぐ山本選手も流石だ。
柔術ベースの焙煎選手だが,この日は足関節を執拗に狙って行く。 山本選手がシューズを履いているので,定説通りだが実に効果的だった。
両者とも意地になり絶対にエスケープをしない。
焙煎選手の下からの変形の三角絞めで,山本選手はむせ返り危なかったが,それでもスケープすらしない。 先に焙煎選手が「絶対エスケープしねえ!!」って言ったから,お互い意地でもエスケープしたくなかったんだろうね。
緊張感に加え,絶えず動きが止まらない緻密なグラウンド戦に会場からは溜息が漏れるほどだった。
レガースを脱ぎ実力を発揮し,遂にトーナメントを制した山本選手と,打撃が無い事で持っている技術が生かされ 無類の強さを発揮するようになった焙煎選手。 Bルールで変わった両者がバトラーツという言葉の語源でもある格闘芸術を構築していった。
最後は山本選手のアームロックがガッチリ極まり,焙煎選手が無念のタップアウト。
Bルールなのにエスケープが1度も無く終わった試合だが,ルールにエスケープがあるからこその 素晴らしい試合だったと思う。
そして焙煎選手のBルールでの強さは本当に魅力的だ。 格闘家では無く,プロレスラー焙煎選手のね。 次回大会はBルールトーナメン。 焙煎選手には是非優勝してBルールの“B”は焙煎(BAISEN)の“B”ってのを魅せ付けて欲しいなあ。


焙煎選手


違いが解らない男に「(通常ルールとの)違いが解るか?」とパンチさん




















強烈!変形の三角絞め...洗濯ばさみ式とでも言うの?






三角絞め


フィニッシュは,アームロック

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