格闘探偵団バトラーツ/2010.12.26/東京・北千住THEATRE1010・ミニシアター④

◎第4試合 30分1本勝負
 ●矢野啓太(10分34秒 ミノルスペシャル)稔[FREE]○
★セミはどっちも灰汁が強い矢野選手と,久々参戦の稔選手が激突。
前回のタッグマッチでも激突した両者のシングルマッチに期待感は高まる。 更に闘い方以外,入場から退場まで,両選手の主導権争いや,主張の強さに注目していたが,入場式 で早くも始まった主導権争い。
勿論入場でも両者は灰汁の強さを発揮。
矢野選手はベルトを保管するのであろうケースと,腰には二つのベルトを巻いて登場。 キャプチャー・インターナショナル王座と,ワラビーTV王座... 業界的に無名のべルトだが,二冠王としての誇りは何処の王者に負けていないだろう。 その二冠王としての強さと“勝利”の二文字をバトラーツファンにプレゼントして欲しい!
対する稔選手はペットボトルで水を飲み,いつもの感じだが,意識は対戦相手はもとより客席も向いてる感じだ。 その余裕を打ち消せるかが,矢野選手の腕の見せ所だったが...。
試合では両者やはり灰汁の強いファイトで試合を構築していく。
矢野選手のトリッキーな動きや,挑発度抜群の打撃。 更に珍しく?カーフ・ブランディングを炸裂させる...UWFから戻った日明兄さんに,マードックが炸裂させたように, バトラーツに里帰りした稔選手に。
しかし,時間が経過するに連れ,試合は稔選手のものになっていく。 絶対不変の矢野ワールドを切り崩して行く稔選手。
最後はミノルスペシャルで貫禄勝ち。 予想以上に灰汁の強かった稔選手の世界が,矢野選手の世界を大きく上回るように感じた。
稔選手の強さが際立った一戦だったが,矢野選手の各所に散りばめられた爆弾も,時間が 経つに連れ,俺の体の中で爆発し,ジワジワ面白さがにじみ出てくるようだ。 いやぁ,やっぱ面白いねプロレスって♪


二冠王矢野選手




稔選手












アンクル・ホールド




前方回転飛び付き裏膝十字固め






ゆりかもめ


カーフブランディング




顔面へのローキック






フィニッシュは,ミノルスペシャル







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