格闘探偵団バトラーツ/2011.02.27/東京・北千住THEATRE1010・ミニシアター③

◎第3試合 30分1本勝負
 澤 宗紀&矢野啓太vs竜司ウォルター&竹嶋健史
 ○澤 宗紀(20分30秒 レフェリーストップ)竹嶋健史●

 *ハイキック
★酒と第1試合&第2試合の面白さでテンション最高潮!! 更に第3試合は所属選手が少ないバトラーツでは貴重な純血タッグマッチ。 これがテンションが上がらずにいれるかよ。
鍵を握るのはキャリアで劣る竹嶋選手の頑張りだったが...。
試合は竹嶋選手の為の試合だった。 澤選手と矢野選手から厳しい攻めを喰らい続け,チームメイトの竜司選手からも激しいゲキが飛ぶ。
そしてリングの外からはパンチさんの厳しいゲキが飛ぶ...パンチさんがゲキを飛ばすなんて見た事無いし,怖かった。
そんな周りの期待?に応えるべく立ち上がり続ける竹嶋選手だったが,立ち上がり続けるので精一杯。
そりゃあそうだ。 面白いように技をかけられまくり,チームメイトも助けてくれない。
プロの厳しさを叩き込み,不甲斐無い現状の殻をうち破るための愛情。 だから愛に応えるように竹嶋選手は口から血反吐を吐きながら立ち上がり続け,頑張った。
だが,立ち上がるだけで勝ち負け云々の試合ではなかった。 むしろ客前でやるような内容では無かったと個人的には思った。
本当は道場があれば道場でやればいい事だし,金を払い試合を楽しみしている客前で客の 為ではなく,後輩が殻を破る為の試合ってのは正直疑問が残った。
ただ,それだけ彼らには時間が無いという切実な思いがあるのなかあと思った。 バトラーツの名前があるうちに不甲斐無い後輩をなんとかさせたい。
この試合は矢野選手もブログに書いてたが,やる側と観る側では全然感じ方の違う試合だったと思う。 個人的には糞つまらねえ試合だったし,全然感動もしなかった...ただ竹嶋選手は頑張ったとは思うけど, 頑張るだけではね。
せっかくの純血タッグで,マワシやシゴキ的な内容にテンションも下がった。 吉川選手の引退試合もコレに近かったが,あの時とでは意味が違う。 選手達の気持ちもわからないでも無いが...。
あれだけ殻を外側から叩かれたヒビだらけの殻...そんな殻を割ったところで。 だが金を取って魅せる一つの試合を自分の為に使って貰った事を考えれば,今後の竹嶋選手は不甲斐無い 姿は絶対に魅せられない。 だからこそ期待したいとも思う。
俺みたいな糞人間は「この映画泣けるよ」とか泣かそうとしてる映画を薦められても見る気もしねえし, そういったたぐいの映画は見た所で糞つまらねえ。
だからね...ちょっと意味合いは違うけど,感動も全くしなかったし,本当に糞つまらねえ試合だったよ。 正直「早く終われ」と思ってたし,野口さんも止め時が難しかったんじゃないかなあ。
最後はトルネードタッグマッチのように全選手がリング内に出ている中,澤選手のハイキックで倒れた竹嶋選手。 そこでレフェリーが試合を止めて“竹嶋選手の為の試合”は幕を閉じた。
いつもバトラーツは面白い試合ばっかだから,たまにはこんな辛口な感じも...ただ,あくまでもチケット代を払い, 試合を観てる一ファンの戯言なのであしからず!!

休憩時間はスペル松田リングアナの司会でインフォメーション・コーナーが行われた。
第1試合で激戦を終えた焙煎選手が西口プロレスの告知を行い,アイスリボンの都宮ちい選手がバトラーツと 同日開催の後楽園大会の告知をそこそこに,道場マッチの告知を行った。
しかし都宮ちい選手は小さくてビックリしたな...調べたら業界最小の143センチなんだって(驚)。


貴重な純血タッグマッチ




握手


竹嶋選手のデビュー戦の顔合わせ


腹固め


下から肘を極める


袈裟固め


馬乗りエルボー








入魂のエルボー






フロント・スリーパー


アキレス腱固め


アキレス腱固め


シャープ・シューター




張り手合戦




愛あるシバキ






C・W・アームロック




腕固め


C・W・フェースロック






タズミッション


二人がかりで変形お卍固め










鉄拳炸裂


味方の竜司選手からも張り手のゲキ




マワシ


殻に外からヒビが入れられていく...


頑張る竹嶋選手だが...


味方の竜司選手にも攻撃


壮絶なTKO決着






貴重な純血タッグだったが...

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