格闘探偵団バトラーツ/2011.02.27/東京・北千住THEATRE1010・ミニシアター⑤

◎第5試合 30分1本勝負
 石川雄規&鈴木秀樹[UWFスネークピットジャパン]vs池田大輔[フーテン]&スーパー・タイガー[リアルジャパン]
 ●鈴木秀樹(22分25秒 KO)池田大輔○

 *顔面へのローキック
★メインは豪華メンバーが揃ったタッグマッチ...マジで豪華過ぎ。
青コーナーは四年ぶりのバトラーツ参戦となる池田選手と,若干某所でのダメージが心配なスーパー・タイガー選手が組む蹴撃度抜群のチーム。
対する赤コーナーは燃える情念石川選手と, 石川選手をもタッグ戦ながらKO葬したバトマット最後の怪物鈴木選手が組むノーレガース&黒のショートタイツのストロングスタイルコンビ。
やはり注目は四年ぶりの参戦となる池田選手と石川選手の絡みだろう。 バチバチでは2度の絡みがあり,2度とも仲の悪さ?をリング上でぶつけ合っていた(組んでも)。
そんな濃過ぎる両者の関係を喰って欲しいと個人的には鈴木選手と池田選手の遭遇に期待していた。
試合は寝技vs打撃のわかりやすい図式ながら,両チームとも凄い選手揃いなので,それ以上の深みと面白味が詰まっていた。
タイガー選手は心配されたダメージも感じられず,池田選手をリードする場面を見せたりタッグ戦での上手さも魅せる。 更に衝撃の蹴り技の数々は,対戦相手も客席も震撼させる。
後廻し蹴りのコンパスと遠心力をフルに使った豪快さと,硬い踵を頭に炸裂させる衝撃...マジで凄いなあ。 代々木や竜司興行が何だったんだ?って感じの怖い虎がリングにはいた...リングは四角いジャングルだ!!
池田選手は変わらず曲げずに己のバチバチを魅せる。 バトマットに帰って来ても,バチバチジャイアンっぷりは変わらずやりたい放題。 どうしても石川選手しか目に入らない様で,石川選手と壮絶なる闘いを魅せる。
対する石川選手も池田選手に負けじと,激しい攻めを魅せる。 グランドでも凄かったが,パンチや延髄斬りも倒しに行く凄さ! 何度倒されても立ち上がる凄さ! やっぱプロレスラーはスゲエ!!
そして期待の鈴木選手は池田選手を挑発するも,天邪鬼の池田選手は乗ってこず。 ならばとライバル関係も出来つつあるタイガー選手ともの凄い攻防を魅せる。
終盤になりやっと池田選手との絡みも観られるようになると,怪物性を魅せていく。 圧巻はますます凄さを増したダブル・アーム・スープレックス。 もはや格闘芸術という言葉を越えるような美しさと凄さだった。
試合は各選手が凄さを魅せるが,やはり石川選手と池田選手の元祖バチバチ対決が中心に進んでいく。 どんな怪物でも飲み込めない絶対的世界観が両者にはあった。 誰も踏み込めない,誰も崩せない絶対的な世界観。
バチバチの頂点に位置する両者の激突は,激しくハチャメチャなんだけど,どこか神々しく愛おしい感じだった。
最後は池田選手が大ちゃんボンバー,顔面へのローリング・ソバットで腰を落とした鈴木選手の顔面にローキック をぶち込んで勝利した。
勝った事が本当に嬉しそうな池田選手と,悔しさが滲み出る石川選手と鈴木選手...やっぱプロレスって最高だなあ!!と思った。




池田選手


因縁






視殺戦




情念&最後の怪物コンビ






鈴木選手とタイガー選手で試合開始








ブレイン・バスター


噛む池田選手...イエローカードが無い分,バチバチよりやりたい放題


髪の掴み合い


鉄拳


ミドルキック


ナックルパートで追い込む


ヘッド・シザース


アキレス腱固め


串刺し顔面へのローキック


バチバチカット




指を掴んでの反則脇固め


池田選手を挑発する鈴木選手


逆エビ固めでも池田選手を誘うが...


石川選手には容赦の無いカット






凄い殴り愛


腕固め




遂に鈴木選手と池田選手が接触


レッグロック


弓矢固め


水車落し


裏膝十字固め




遂に鈴木選手相手にバチバチカット












足掛けC・W・アームロック


シバキ愛


脳天へエルボー・スタンプ




元祖バチバチの凄まじさ




大ちゃんボンバーは,石川選手の逆ラリアットと相打ち








遂に直接対決!!


ゾクゾクするぜ!!


ブレイン・バスター合戦






必死でこらえる池田選手...何気に警戒してたのね!


強烈過ぎるダブル・アーム・スープレックス炸裂!!


C・W・アームロック


フィニッシュは,顔面へのローキック


怪物立ち上がれず...




勝利を喜ぶ池田選手


悔しそうな石川&鈴木組

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