格闘探偵団バトラーツ/2011.05.22/東京・北千住THEATRE1010・ミニシアター⑤
◎第5試合 30分1本勝負
石川雄規&スーパータイガー[リアルジャパン]vs澤 宗紀&鈴木秀樹[UWFスネークピッドジャパン]
●石川雄規(16分09秒 腕ひしぎ十字固め)澤 宗紀○
★メインは実力差があるという理由でBルール・トーナメントに出なかった,現在のバトマット・トップ4が勢揃いのタッグマッチ。
何度かタッグを組んだ事のある石川&タイガー組と,若さと勢いの澤&鈴木組が激突。
鈴木選手の入場曲は師ビル・ロビンソン氏の入場曲“Blue Eyed Soul”だった...思わずニヤニヤが止まらなかった(笑)。
遂に平成の人間風車が本格的に回り出すって事ですな。
試合でも相変わらずの怪物っぷりが凄かった。
忘れられつつある古い技や繋ぎ技をしっかりスペシャル・ホールドにしちゃうのもやっぱイイ!!
ショルダー・ネックブリーカーやニー・スタンプや新日流のニー・ドロップもスペシャル・ホールド...たまんないね。
勿論,代名詞のダブル・アーム・スープレックスも,それ一発で銭が取れる凄さだった。
バトファンには御馴染みのポテンシャル,最近やっと週プロでも紹介された。
もっともっと評価されるべき選手の一人だよね。
タイガー選手もトリッキーで斬新な動きを魅せたり,進化は止まらないようだ。
試合は石川選手と澤選手の久々の師弟対決を中心に回る。
どこにいても石川選手しか目に入らない澤選手。
恐ろしいタイガー選手がいても関係なく石川選手に集中して攻めて行けたのは,それだけ余裕があり,
強くなった証だろう。
対する石川選手も弟子の澤選手相手に激しい攻撃を御見舞いする。
本物の大人気無い大人は違うぜ!!
とにかく両者の戦いは激しくドロドロしていて,まさに情念伝承って感じだった。
最後は鈴木選手がタイガー選手をダブル・アーム・スープレックスで戦闘不能に落しいれ。
返す刀で石川選手にタップリ“タメ”と“グリップ”を効かせた殺人ジャーマンを炸裂させる。
更にフラフラ起き上がる石川選手に澤選手が久々に魅せ技じゃない“世界一攻撃的なシャイニング・ウィザード”を炸裂させる。
ダウンした石川選手に澤選手が腕ひしぎ十字固めを仕掛ける。
石川選手もポイントをずらし動くが,澤選手も合わせて動いて行くとガッチリ極まり
石川選手がまさかのタップアウトをし澤選手が師匠石川選手から勝利を奪った。
桂での一騎討ちでは完敗,IGFでは良いとこに顔面蹴りが入りKO勝利...だが,今回はタッグ
マッチながら「参った」と言わせた完全勝利。
KOとは違うのだよKOとは。
直前に鈴木選手の殺人スープレックスのアシストがあったとはいえ,
石川選手からタップを奪うってのは,かつての藤原選手からタップを奪うくらい凄い事。
とにかく凄い結果だし,内容も素晴らしく最高のタッグマッチだった。
この日の北千住には驚きと未来の風が吹いた...
“人間風車”鈴木選手
早くも火花を散らす師弟対決
視殺戦
睨み合い
石川&タイガー組
挑発する石川選手
師弟対決
怪物ブリッジ
倒立脱出は失敗
逆片エビ固め
フェイスロック
ショルダー・ネックブリーカー
何の抗議だ?
なんなんだ?
殴り愛
ミドルキックをキャッチ
足取りジャーマン炸裂
卍固め
ダブル・アーム・スープレックス炸裂...後
素晴らしい殺人ジャーマン
フィニッシュは,腕ひしぎ十字固め
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