格闘探偵団バトラーツ/2011.11.05/東京・新宿FACE①

◎第1試合 15分1本勝負
 ●竹嶋健史(9分06秒 KO)矢野啓太[プロフェッショナルレスリングワラビー]○
 *エルボー・スマッシュ
★バトラーツのテーマ曲と共に対戦カードが読み上げられる中,真っ暗なリングには竹嶋選手が登場。 最後までバトラーツでは入場曲が無いんだね。
第1試合は格闘探偵団バトラーツの“末っ子”竹嶋選手と,3月22日でバトを退団し,3月21日の板橋大会以来のバトマットとなる 矢野選手が激突...運命だね。
“末っ子”竹嶋選手は「俺もバトラーツ所属だ!所属2選手とか舐めてんじゃねえぞマスゴミ!!」と思ったか,思わないか 解らないが,最後のバトマットでも己のレスリングを貫いた。
馬乗りの頭突きで己と矢野選手の額をかち割り流血させる気迫も魅せた。 最後の最後までアマレスベースを貫いた竹嶋選手だったが,結局バトマットで“勝利”の二文字を味わう事は無かった。
だが,一皮剥けてからの竹嶋選手の試合は格段に面白かった。 その一皮剥いた選手達の中に矢野選手もいた。
今の成長した竹嶋選手を味わいつつ,己の世界観を存分に発揮した矢野選手も バト退団後の沢山の経験で,また一回りも二回りも存在感を増したようだった。
久々に観た矢野選手は奇抜なコスチュームになっていた(笑)。 足には超獣のような毛モジャが着いていて,更に超獣のブロディシャウトばりに「HUSS!HUSS!」とシャウトする矢野選手。
見た目や動きはかなり奇抜で可笑しな感じだが,やはりテクニックや間の取り方が美味すぎる!! 特に“間”の妙技は絶品。
闘いをしつつ,独自の間で客を魅了し,相手との間も征する...物凄いね。
技も基本技や返し技を中心に,ほぼビッグブーツとエルボー・スマッシュのみで構築して行った。 第1試合を意識しての事か?現在のスタイルなのかわからないけど。
それでいて目が離せないのだから,ちょっと毛色は違えど,やはり格闘芸術の血が濃いんだろうなあ。
最後は矢野選手がエルボー・スマッシュで竹嶋選手の喉をかち上げKO勝利。 所謂繋ぎ技でのKO決着に会場が唖然とする様が痛快だった。
矢野ワールド全開の第1試合だった。
そして,後日竹嶋選手は11月7日付けで名古屋のスポルティーバ・エンターテイメント所属になると発表された。 名古屋の地で,バトラーツの末っ子はプロレスを続けていく。
女王バチと共に,末っ子のいる名古屋...バトラーツ色のどえりゃあ濃い土地になっていくのかみゃあ。


“末っ子”竹嶋選手


奇抜な格好で矢野選手登場


矢野山脈も炸裂マァー!!


解散興行第1試合








馬乗り頭突き


片羽絞めだ!タズ(タケ)ミッションだ!


レッグロックで切り返す


腕ひしぎ十字固め


ビッグブーツでフラフラに




エルボー・スマッシュで激勝


彼は神に祈るのか...いや,神になってしまうのだろう...

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