大日本プロレス2004年12月18日⑦

大日本プロレス/2004.12.18/神奈川･横浜文化体育館⑦

第7試合　ＢＪＷ認定デスマッチヘビー級選手権試合　時間無制限1本勝負
～１０アイテムスデスマッチ～
○王者)伊東竜二(18分56秒　体固め)ＢＡＤＢＯＹ非道[ｱﾊﾟｯﾁ]●
*ドラゴンスプラッシュwith五寸釘十字架ボード＆盛りパイプ椅子＆有刺鉄線バット
※第16代王者伊東竜二が5度目の防衛に成功!!
★大日本プロレスの１０周年を締めくくるメイン。リング上は凄まじい光景に。各コーナーに"丸いサボテン"・"画鋲袋"・"五寸釘十字架ボード"・"蛍光灯鼠捕り"が置かれ。ロープ二面には"蛍光灯"。リング下に三面には"有刺鉄線"・"蛍光灯"・"ガラス"の台が設置。"蛍光灯束"や"蛍光灯格子"もリング下に置かれた。まずは非道選手が"有刺鉄線バット"を持ちこみ入場...実に凛々しい表情だ。そしてデスマッチ王者伊東選手が入場。超巨大な"蛍光灯＆有刺鉄線スパイダーネット"を担いでの入場だ。うおおおお!!入場だけでシビれるぜ。
睨み合う両者。非道選手がロープの感触を確かめる。そして,運命のゴングが鳴らされた。今年何度も見てきた顔合わせながら内容は最高のデスマッチとなった。まずは蛍光灯爆破。そして蛍光灯での殴り合い。そこから伊東選手が非道選手を場外に叩き出すと,挨拶変わりの"場外ドラゴンスプラッシュ"。そこから戦場は場外に。各方向に見せ付けるかのようなどつき合いを展開。伊東選手が蛍光灯台をガラス台に並べ何かを仕掛けようとするも阻止。リングに戻ると非道選手が"蛍光灯"と"有刺鉄線バット"で主導権を握る。そしてコーナーからガラス台へのブレンバスターを狙う非道選手。しかし,伊東選手が踏ん張り逆に"有刺鉄線台の方へブレンバスター"...ありえない高さから有刺鉄線の海へ。掛けた方も掛けられた方もどっちもダメージは大きそうだ。リングに戻るとレスリング勝負。伊東選手の鋭いキックが非道選手を襲うもタフな非道は逆転すると"有刺鉄線バット"フルスイング。倒れた伊東選手を無理矢理起こすと"サボテンへのフェイスバスター"...伊東選手の痛がりようが凄い。俺もサボテン刺さった事あるけど嫌な痛さなんだよなあ。
そして遂に"蛍光灯鼠捕り"が!!この"蛍光灯鼠捕り"は説明しずらいなあ...まあ簡単に言うと,ぶつかると上から蛍光灯に挟まれる。まあ良くわからないだろうが恐ろしいアイテムですわ。これを巡る攻防が続き結局両者同体で"鼠捕り"の餌食に。両者の体が突っ込むと上空から凄い勢いで蛍光灯が...ドカーン!!マジで普通の人なら死にます。でも死なないんだからやっぱレスラーは凄いなあ。両者ダメージが凄そう。フラフラな両者はエプロンでの攻防から"奈落式河津落し"でまたも同体で場外のガラス台と蛍光灯台にそれぞれ墜落。両者のダメージはほぼ互角か？
フラフラな両者に残るのは勝利への執念か!リング上ではフラフラな両者が技にならない技で殴り合う。"ドラゴンキッカー"で非道選手をダウンさせると,倒れた非道選手に"蛍光灯＆有刺鉄線スパイダーネット"をセットする伊東選手。そんでコーナーに昇ると振り向く体力も無いのか？それともこれを狙っていたのか"ムーンサルトプレスwithスパイダーネット"が炸裂。凄い威力だが,これをクリアーする非道選手。お返しとばかりに"割れた蛍光灯の海へ雪崩式ブレンバスター"で叩き付ける非道選手。倒れた伊東選手に画鋲をふりかけると,非道選手の"ローリング･セントーン"が炸裂。しかし,王者は3カウントを許さない。そして今度は伊東選手が"ファイアーバードスプラッシュ"を敢行!しかし,これも返す非道選手。うおおおおスゲエデスマッチじゃあ!!場内の盛りあがりが凄い。ならばと有刺鉄線バットとパイプ椅子を山盛りにしての"ドラゴンスプラッシュ"!!が,これも返す非道選手...凄いぜ。ならばとさらに"五寸釘十字架ボード"をセット。コーナー上でポーズを決める伊東選手。この一年半王者としてベルトを守って来た男の背中から,いや全身からオーラがみなぎる。観客の思い・大日本の10年の歴史・防衛ロード全てを載せて"ドラゴンスプラッシュ"が炸裂!!非道選手の体に突き刺さる五寸釘と全ての思いは非道選手にもう一度の奇跡を起こす事なく終了の３カウントを。素晴らしい戦いだった。アイテムと限られた空間を上手く使いリング外よりリング内での攻防に重点が置かれた素晴らしいプロレスだった。誰も真似出来ねえスゲエデスマッチだった。挑戦者も非道選手で良かった。今の関本選手にここまで表現は出来なかっただろう。両選手ともありがとう!!
試合マイクを握る伊東選手。｢非道,お前は最強のチャレンジャーだったよ｣と叫ぶ。すると会場が非道選手も何か言えみたいな感じに。しかし,"男ＢＡＤＢＯＹ非道"は違った。｢ゴチャゴチャ言うな｣と一言言うと勝者の手を上げた...うおおおお男だぜ。そして負けた非道選手に"大非道コール"が。負けたけど素晴らしい試合をありがとう!!そして伊東選手がデカイ事を言い放つ。｢今,色んな団体でデスマッチやってるよなあ｣と言う。すると客席から｢やってない｣という声が。普通なら｢うるせい黙ってろ｣とか言いそうなもんだが伊東選手は凄い。頭の回転が並じゃねえ。｢"デスマッチって名乗って"試合してるだろ｣って。おおお素晴らしい。凄くキレてる言葉だぜ。続けて｢これが本物のデスマッチだ。これ以上の事出来ねえならデスマッチって名前を取り下げちまえ｣みたいな事を言った。うおおおお!!まさにどっかの全試合金網とかやってた中途半端なデスマッチ団体へのアンチテーゼか(後のコメントで伊東選手が葛西選手の名前を出したってことは...)!!うおおお大興奮。ここで会場から"伊東コール"が起こるも。そんなものいらねって感じで続けてマイクで｢デスマッチは最高だ!!大日本はこれからまだまだ突っ走る!!みんなついて来い!!｣って叫ぶ。くううシビレルぜ。最高だぜ。これからもついて行きますとも!!デスマッチ最強王者伊東選手が１０周年という大事な試合をキッチリ締めました。試合・マイク全てにおいて素晴らしかったです。本当こんなスゲエデスマッチが見れて最高だったなあ。来年も大日本＆伊東選手に乗ってくぜ!シャ行くぞ～ッ!!