大日本プロレス2005年1月28日⑤つづき

大日本プロレス/2005.1.28/神奈川･川崎市体育館⑤つづき

第5試合　デスマッチリング＆スパイダーネットリング･Ｗリング８人タッグデスマッチ　時間無制限1本勝負
伊東竜二＆ＭＥＮ'Ｓテイオー＆シャドウＷＸ＆アブドーラ小林
vs
金村キンタロー[ｱﾊﾟｯﾁ]＆ＢＡＤＢＯＹ非道[ｱﾊﾟｯﾁ]＆佐々木　貴[ｱﾊﾟｯﾁ]＆ＭＩＹＡＷＡＫＩ[K-DOJO]
○伊東竜二(21分34秒　体固め)金村キンタロー[ｱﾊﾟｯﾁ]●
*ムーンサルトプレス
★メインリングに戻ってもリング内外ところかまわず乱戦が続いた。ＭＩＹＡＷＡＫＩ選手は何気にこの試合のＭＶＰだったと思います。受けまくり流血しまくりながら粘る粘る。アパッチでもＫ-ＤＯＪＯでもパッとしなくなったＭＩＹＡＷＡＫＩ選手ですが,デスマッチによりオオバケしそうな感じもしますね。逆上陸時の怖さや雰囲気が戻るといいなあ。佐々木選手はハードヒッティングで攻めて良かったです。しかし,やっぱデスマッチでの思いきりがイマイチ。慣れてないからしょうがないけど。非道選手は残念ながらあまり目撃できませんでした。俺が見てた場所ではあまり戦っていませんでした。金村選手はやはり孤立気味でした。それでも血を流し一生懸命立ち向かう姿はアル意味美しかったです。小林選手は序盤にプランチャを繰出すなど気合い満点でした。ＷＸ選手はＢＪＷ軍の頼もしき兄貴といった感じでした。好サポートを連発してました。テイオー選手はデスマッチでも技が丁寧で美しかったです。デスマッチでも職人っぷりを爆発させてました。伊東選手は受けにまわる場面が多かったですが,締めるとこはしっかり締める戦いっぷりでした。どんな技にも説得力がありキチンと説明のつく技ばかり。理にかなったレスリングとデスマッチでの頭の良さ。今年も伊東選手は磐石な王者です。ちょっとやそっとじゃ今の伊東選手にデスマッチで倒すことは出来なさそうですね。試合は終盤ＭＩＹＡＷＡＫＩ選手が孤立しＢＪＷ軍の怒涛の攻撃を食らいました。三人がかりのライガーボム。小林選手の重過ぎるリバーススプラッシュｗｉｔｈパイプ椅子。テイオー選手のＷ☆ＩＮＧ式足四の字。伊東選手のドラゴンスプラッシュｗｉｔｈパイプ椅子。それらの猛攻にも3カウントを許さないＭＩＹＡＷＡＫＩ選手。好カットにも助けられたが,ここでの粘りは素晴らしかったです。ＷＸ選手の板攻撃をなんとか凌ぎ反撃に成功すると,佐々木選手と怒涛の反撃開始。王者伊東選手にターゲットを絞ると,佐々木選手がダイビング･フットスタンプｗｉｔｈパイプ椅子。ＭＩＹＡＷＡＫＩ選手のアシストからパイプ椅子への雪崩式Ｄ-ガイスト...これは超危険でした。が,軍団としてまとまってるＢＪＷ軍はこれらをしのぎました。そして両軍死力を尽くす攻防が繰り広げられました。するとここで事件が。リングで戦う金村選手に非道選手がクローズライン...遂にやっちまった。続けて佐々木選手もミサイルキック。しっくりこないながらも,なんとか試合を成立させてたアパッチ軍ですが遂に仲間割れ。すると石井選手も乱入し非道選手をぶっとばす...これでＢＪＷ軍は蚊帳の外。その後はＭＩＹＡＷＡＫＩ選手がなんとかカット等をするものの孤軍奮闘の金村選手にまとまってるＢＪＷ軍の猛攻を凌ぐ力無し。最後はテイオー選手のミラクルエクスタシー。小林選手のダイビング･バカチンガーエルボー。伊東選手のラウンディング･ボディープレスを食らい金村選手が負けました。他での抗争のせいでせっかくの試合が台無しになりながらも,懸命にそれぞれ見所を作ったＢＪＷ軍。Ｗリングでの8人タッグという状況では戦術が重要...戦術がしっかりしていたＢＪＷ軍(伊東選手＆小林選手がポイントゲッター。テイオー選手が頭脳。ＷＸ選手がサポート)が勝ったのは当然かな。それにしても伊東選手のフィニッシュは素晴らしかった。ムーンサルトはムーンサルトでも武藤選手のような早く短い軌道を描くラウンディング･ボディープレス式。アイテムを置いてから技をかけるデスマッチではかなり理にかなったやり方ですなあ...本当凄いっす。さて試合後は速攻石井選手に連れられ引き上げる金村選手。リング上では佐々木選手がデスマッチのベルトに挑戦表明...しかし,会場の反応はイマイチ。すると伊東選手は｢昨日一昨日デスマッチ始めた奴に挑戦できるほど甘くない｣と一喝。筋の通った一喝に会場も大歓声。試合の不味さも手伝ってか,ちょっとリング上の雰囲気が微妙な感じに。結局大乱闘でお茶を濁す形となりエンディングへ。最後は伊東選手がキッチリ締めるのですが...。この時観客席でもアクシデントが。酔っぱらった女性がスタッフともめて大暴れ。それにみんな気をもってかれてました。しかし,王者伊東選手が｢ごちゃごちゃしやがって大日本が中心でやるぞ｣｢今年も防衛しまくるぞ｣みたいな事をい言うとビシッと締まりました。やっぱ一言一言に説得力があるなチャンピオンは。いよいよ"王者の中の王者"って雰囲気が出てきた王者...今年も伊東政権は揺るぎそうもないですな。さてＷリングでしたが正直何処で何をやってるかわからないので試合が点になってしまいました。Ｗリングは二階から見ないとよくわかりませんな。ＴＶで見直さなきゃなと思います。場内も雑然とし無秩序状態に。リングサイドのお客さんが花道に立ってる群集のせいで困ってました。まあモラルの無い街川崎っぽいつったらぽいんだけど。それとやっぱり他での抗争が上手くリンクしないで持ち込まれたのが痛かった。優待券でのお客さん達には何で仲間割れとかわかんなかっただろうなあ。デスマッチの素晴らしさを感じる前に見ずらさや不快感を感じてしまわなかったか心配だ。唯一の救いは伊東選手の素晴らしいムーブには爺ちゃん婆ちゃん達も感動してた事かな。まあ面白かったからいっか。シャ!行くぞ～!!