大日本プロレス/2006.1.2/東京・後楽園ホール⑥
◎第6試合 ノーロープ有刺鉄線トルネード6人タッグデスマッチ 60分1本勝負
アブドーラ小林&伊東竜二&"黒天使"沼澤邪鬼vs金村キンタロー&BADBOY非道&佐々木 貴
●"黒天使"沼澤邪鬼(13分2秒 体固め)佐々木 貴○
*D-ガイストwith有刺鉄線バット
★第6試合ではシンプルながら内容の濃いデスマッチ。各選手素晴らしい活躍でした。貴選手は今年また成長してくれそう。受けもバリバリだし,凄みが出て来た。非道選手は相変わらずノラリクラリからのダッシュ力が凄かった。そして金村選手は...正直怖かった。小林選手への攻めは凄まじかった。新王者への洗礼なのかな。序盤で有刺鉄線が切れ場外に頭から落ちたりしましたが,逆に奮起したのでしょうかね。一方大日本軍。新王者小林選手が貫禄と凄みを魅せるも...内容的にはいまひとつ。逆に伊東選手はベルトを失ったのに,王者の貫禄というかエースの風格は消えず。今回も素晴らしいムーブを魅せてくれました。ラダー梯子式ムーンサルトは唸らされました。沼澤選手は大日本とアパッチの間でやりづらそうですね。早く葛西選手と一緒に,キチガイ全開で暴れて欲しいかな。
試合はアパッチ軍がやや押し気味に試合を展開。流石に伝統的な試合形式だからキャリアが物をいう。フィニッシュは貴選手D-ガイストwith有刺鉄線バットが沼澤選手を沈めました。ギリギリのタイミングながら伊東選手のカットが間一髪間に合わずカウント3。微妙なカットでしたが,カウントはきっちり入ってたと思います。それだけフィニッシュにも説得力もあったし。肩が上がってないのにカウントを入れない昨今のプロレス状況を考えれば,盛り上がりを断ち切った形となり試合後に「え~」とか言う人も多かったですが。素晴らしい裁定だったと思います。今回のようにキチンとしたレフェリングも大事だと思います。日韓レフェリーの勇気ある裁定は賞賛に値します。だが,試合後のマイクはなんかしまりませんでしたね。まあそれでも流石大日本です。満足させていただきました。
過激な試合が続いたので,今日のようなシンプルなデスマッチも良いクッションになったと思います。やっぱプロレスは緩急が大事ですからね。過激さだけに走らない為にも大事な試合でしたね。
さた,いろんな人が今回の試合は駄目だったと言ってますが,僕や家内は満足でした。フィニッシュまでの間に王者のラダーからのダイビング・バカチンガーエルボーが炸裂し,前王者のフィニッシュ狙いも阻止された。次期挑戦者に一番近い貴選手がラダーからの雪崩式ブレンバスター,右腕,フィニッシュと繋いだ。こんな凄いのに,唐突な幕切れもなかろうぜ。プロレスは勝負なんだから,どこで決まってもおかしくないはず。最後のカウントもきっちり入ってた。入ってるのにカウント止めるより全然良いでしょ。流石に去年後半の試合のメインにアダプトしたら物足りないかもしれないけど,素晴らしい試合だったと思いますよ。「え~」って言った人達だって,フィニッシュ前までは楽しんでいたでしょ。D-ガイストと貴選手にちょっと失礼な気がする。まあ選手や団体関係者らが反省の弁を書いているので,もっともっと上を目指してるんで凄いと思うけど。僕は今回の試合も面白かったですし,勝負論が浮き彫りになって良かったです。
谷口選手を中心に有刺鉄線を張る
ノーロープ有刺鉄線トルネード6人タッグデスマッチ
アパッチ入場
大日軍入場で睨み合い
リングになだれ込むや試合開始
頭突き合戦
金村選手がリングに真っ逆さま
ドラゴンスイシーダ...美しい!!
スタンド入り口からのドラゴンスプラッシュwithテーブル
金村選手の厳しい攻め
新王者への洗礼
激しい流血
さらに伊東選手にも...
有刺鉄線攻撃
ラダーで肩を破壊
新王者に襲い掛かるアパッチ
ラダーを使い
ムーンサルトプレス(凄)
ラダーからのダイビング・バカチンガーエルボー
ラダーからのドラスプを阻止され有刺鉄線に落ちる伊東選手
狂鬼乱舞
強烈なラダーからの雪崩式ブレンバスター
フィニッシュはD-ガイストwith有刺鉄線バット
間一髪間に合わなかったカット
勝者が発言
大日本でもアパッチでもどっちでも....
するとGENTARO選手が襲い掛かる
すれ違う感情
前王者もマイク...
説得力がありすぎる言葉に静まり返る場内...迫力ありすぎです
王者にも凄む
が王者はホンワカ...谷口選手は冷静に撤収開始
今年も面白いぞ~!!
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