覆面屋工房/2006.11.18/東京・新木場1st RING⑦



◎第7試合 時間無制限1本勝負
 ●ミステル・カカオ(18分47秒 片エビ固め)ザ・グレート・サスケ○
 *サスケスペシャルⅩヴァージョン10.2セグウェイ(ものまね禁止)
★メインを飾るに相応しいマッチメークながら,内容はそこそこ良い試合だろうなと皆が思う中 ,とんでもないハードで凄い試合に。 選手コールの中,まずはカカオ選手は奇襲を敢行。 呆気に取られリング下で体制を整えるサスケ選手を...ドカッ!! カカオ選手のノータッチ・トペ・コンヒーローが襲う!! カカオ選手は最初から勝ちに行く気だ。 良い試合なんかする気はない...この勝ちたい気持ちがより一層この試合を分厚いものにした。
リングに戻ってもカカオ選手のクレバーな攻撃がサスケ選手を追い込む。 まずはスリーパーからカヴァージョを自らの呼吸を整えつつ,相手のスタミナを奪って行く。 ころあいを見て次は一転して膝攻め。スタミナを奪い機動力を奪う...まさに勝ちにきている。 ニークラッシャー,サソリ固め,逆片エビ固めでサスケ選手の左膝が悲鳴をあげる。 スタミナを奪い機動力を奪った。ここでカカオ選手が勝負に出る。 トップロープからダイビング・ボディプレスを放つ!!
が,サスケ選手はそう簡単にはいかない。これをかわすとやられていた怒りを爆発させる。 まさか怒ったサスケ選手が観れるとは。 サスケスペシャルver.2.8で場外のカカオ選手を追撃すると,そこから得意の場外戦でペースを握る。 リングに戻っても勢いは止まらない。 ミサイルキック,ブファドーラ,シャリマティーを決めると,チキン・ウィング・フェースロックでタップを迫る。 しかしカカオ選手はこれをエスケープ。
ならばとサスケ選手は再び戦場を場外としハードコアな展開に持ち込む。 花道にカカオ選手を倒すとトップロープに。 場外アトミコ炸裂...とはいかずまたも自爆。固い花道に頭から真っ逆さま。 さらにそのまま花道から地面に墜落。 死んでしまうよ!! しかも翌日には東北ジュニア選手権が控えているのに...だからサスケ選手はサスケ選手なのですよね。 そんなサスケらしさが大好きです。
そして試合は終盤へ。お互いの気力が交差し一身一体の攻防へ。 両者相手の技を読み合い返しあう。 カカオ選手の勝ちたい気持ちが試合をドンドン熱くする。 しかし,最後は東北ジュニア王者として負けれないサスケ選手の気持ちが, カカオ選手の勝ちたい気持ちを上回った。 サンダー・ファイアー・パワーボム2連発からセグウェイと完膚なきまでに叩き潰した。 壮絶な試合だった。 サスケ選手は翌日にタイトル戦を控えながら出し惜しみしなかった。 それはカカオ選手の勝ちたい気持ちと,マスクの裏に隠れた想いを感じとったからだろう。
試合後にカカオ選手が語った... 「東北と大阪という二つの選択肢がありました...何故東北に決めたか ...サスケさん...あなたと戦うためです...」と。 やはりプロレスというのは変なサイドストーリーが無くても,物語が続いているのです。 そんなカカオ選手のマスクの裏の想いにジーンとさせられました。 心の東北ジュニアヘビー級選手権...みんながその想いを感じ取りました。 素晴らしい試合を両選手ありがとう!!


ミステル・カカオ選手


カカオ選手の奇襲で試合開始


カカオ選手のノータッチ・トペ・コンヒーローがサスケ選手を襲った





スリーパー


カヴァージョ


ニー・クラッシャー


膝への集中攻撃


サソリ固め


逆片エビ固め





ダイビング・ボディプレスはかわされる


サスケスペシャルver.2.8


場外戦


僕らの幟の前でハードコアファイト





ミサイルキック


ラ・ブファドーラ


シャリマティー


チキン・ウィング・フェースロック


なんとかエスケープ





場外アトミコ自爆














カカオ☆バスター


腕ひしぎ裏十字固め


パンチを打ち込む


セントーン・アトミコもかわされる


原爆固め


一度目のサンダー・ファイアー・パワーボムはカカオ選手が切り返す





サンダー・ファイアー・パワーボム炸裂


2連発


フィニッシュは,サスケスペシャルⅩヴァージョン10.2セグウェイ(ものまね禁止)





まだやるか?


サスケ選手と戦いたかった...


想いは伝わる


サスケ選手が応える...

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