覆面屋工房2007年3月20日⑥

覆面屋工房/2007.3.20/東京・新宿ＦＡＣＥ⑥

◎第6試合　時間無制限1本勝負
　獣神サンダー・ライガー＆はやて＆愚乱・浪花＆ミステル・カカオ
vs
セニョール・マリポーサ＆メタル・マスター＆マグニチュード岸和田＆ディアブロ・デ・ラ・アラニャ・ネグロ
　○ミステル・カカオ(16分09秒　原爆固め)ディアブロ・デ・ラ・アラニャ・ネグロ●
★メインは素晴らしかった。試合もそうだが,リングにいるメンバーを眺めているだけで幸せだった。 8選手中5選手がみちプロを「ホーム」として戦っていた選手。所属やホームリングなんて良い試合をしてくれれば関係ないのだろうが, やはり思い入れが全然違ってくる。だから僕も含めみちプロが好きな人にはたまらない選手達が揃った...そう,思い入れのある。
試合は「ライガーvs岸和田」というなんとなく外様な戦いが中心となった。だがその迫力は凄かった。
岸和田選手は大阪からドラゲーと僕の範疇外の団体に出ているらしい(ＴＯＫＩ兄さんに聞いた)ので, 動いているのを観るのも初めて近い状況でした。大阪での試合はＴＶでちょろっとは観てたけど, ドラゲーは雑誌記事もＴＶも一切見ないので初物気分でした。でも凄いって噂はなんとなく聞いてました。実際パワーがあって動ける選手でしたが...噂通りって感じじゃなかったですね。声がデカかったけど...その大きさは“ここぞ”って時だけにしてもらいたい。じゃないと岸和田選手の主戦場以外のリングをちっぽけなものにしかねないから。
ネグロ選手は始めて上の試合に登場。緊急ながらもその抜擢に応える動きでした。ライガー選手を挑発したりと,その糞度胸は地球人のレベルじゃなかったです。
久々登場のメタル選手は相変わらず凄い肉体。この中でも一番凄い肉体でした。マスクは一番豪華になりましたが目だしになってしまい,前のような胡散臭さが消えたのは一番残念。一番カッコイイんだけど一番ロビンマスクのバッタモン的なマスクが一番良かったからなあ。試合にはあまり登場しませんでしたが,動きは一番パワフルだったのではないでしょうか。
マリポーサ選手は目だけマスクで中身のまんまでしたが, 絡む相手が相手なだけに感無量。いつまでも高い壁であり凄い先輩なんだなあと思いました。
一方リンピオ軍。はやて選手と浪花選手とカカオ選手が組んでいる...同じリングにいる...感無量でした。
ライガー選手は流石って感じのオーラと強さ。やはり獣の神だけあって凄かったですね。数年前の新日馬鹿だった僕なら目の前で観るライガー選手にどんなに感動してたか。でもライガー選手はライガー選手。結局今でもライガー選手が目の前にいるとミーハー的に嬉しくなっちゃいましたけど。生「ブチコロスゾコラ!!」が嬉しかったゾコラ♪
浪花選手は凄い肉体になっていました。カニムーブは観れなかったけど,その躍動感は相変わらず。そして「浪花」って叫べる事が幸せでした。
はやて選手は8人の中で一番小柄ながらも,その役割を十分理解した動きを魅せる。敵をかく乱し,美しく舞う。そのどれもがスピード感抜群でした。最近のはやて選手の動きではなく,あの頃の動きだったのが凄い嬉しかったです♪
そしてカカオ選手。これだけの選手を揃え興行をうつ...色々ご苦労もあったでしょう。色々気も使ったでしょう。主役級の選手を揃えれば,おのずと問題も出てくるでしょう。サスケ選手のドタキャンでどれだけ頭を下げたか...。色々な思いや責任を背負いカカオ選手は戦いました。技の一つ一つに気持ちが込められてました。サスケ選手の技も少し使いました。攻め込まれても諦めず粘りました。痛々しいまでのその姿に感動しました。
そんなカカオ選手が最後をしめた ...美しい弧を描くジャーマンＳＨでネグロ選手から3カウントを奪い勝利しました。最高にハッピーエンドなフィニッシュでしたが,ネグロ選手にとってはＵＮＨＡＰＰＹ...。
試合後も熱くなるライガー選手と岸和田選手。今すぐここでシングル的な感じになるも結局実現せず。最後はとばっちりがカカオ選手に。
「最初は組むっていっといて結局敵か？次ここでシングルや」と岸和田選手に挑発されました。それに「やる」と応えたカカオ選手。今日の頑張り...サスケ選手との一騎討ちで魅せた凄み...そしてその肉体... 岸和田選手に劣るもの等なにも無いはず!! 恐れるものは何も無い!!今こそそのポテンシャルを全開にし真の強さを魅せて欲しい。って次回は8月なんですけどね。
最後はカカオ選手が「覆面ＭＡＮＩＡは永遠に不滅だー!!」でしめました。