フーテン・プロモーション2005年11月12日⑤

フーテン・プロモーション/2005.11.12/東京・北沢タウンホール⑤

◎第5試合　30分1本勝負
池田大輔＆本田多聞[NOAH]vs村上和成[BML]＆臼田勝美[free]
○本田多聞[NOAH](16分15秒　回転地獄五輪パート７)臼田勝美[free]●
★期待のメインも,いまいち盛り上がらず。内容もイマイチ満足感の無い感じでした。臼田選手はラウド軍として登場。一人体格で劣る分キレで勝負。池田選手のパンチ等でボコボコに殴られてました。対戦相手の本田選手にも会場の客にも若干なめられてましたが,一番冷静で的確な攻撃をしてたと思います。村上選手は,池田選手や本田選手と珍しい顔合わせ。キレっぷりは今ひとつながら,大いに会場を沸かせるクレージーっぷりでした。ただ,今一歩踏み込んで無い印象でした。それでも一番キャラ立ちしてて,わかりやすくて面白かったですけど。
本田選手は,隠れた実力が見れるのかなと思いましたが,それほどでもって感じでした。臼田選手を舐めてましたが,ローキックはかなり痛そうでした。おかげで,終盤は踏ん張りきれてない場面が多かったですけど。眉山も崩れるし。なんとなく,スタイルに対応しきれてないって感じでしょうかね。どうした箱舟？森嶋選手もそうですが,バチバチスタイルを甘く見てたかなあ。なんだか大昔の新日本vsＵＷＦみたいでしたね。本格的なキックを使うＵ勢に対応しきれない新日本みたいな。池田選手は色々大変だってしょう...顔が疲れてましたね。試合でもイマイチ"らしさ"が見られませんでした。バチバチのパイオニアとしての意地とか見たかったですけど,あまりバチバチ出来ずってとこでしょうか。
試合は,各選手の魅力が見事なまでに出ないで試合が続きました。最後はなんとなく分断。なんとなく本田選手が臼田選手を絞め落してました。なんとも物足りない試合でした。池田選手が試合後「なんか手ごたえないっすね」と言ってた通りだと思います。メインがこんな試合だったので,割高感のある大会になっちゃいましたね。試合後は池田選手が涙のカリスマと呼ばれるだけあるカリスマっぷり。試合の分をマイクで埋めていました。が,試合で満足したいのがバチバチですから!!マイクを握れない位の凄い試合・熱い試合が見たいですね。
対比法で申し訳ないのですが,改めて石川雄規選手の凄さを感じました。試合に出た無いのにそう思ったのは,池田選手も村上選手も臼田選手も対角線に石川選手がいないと,バチバチスパークしない!!石川選手ばりのクレイジーにバチバチ受けれる選手。そして,相手を光らせ自分も光る選手がいなかったのが今回の物足りなさにつながる気がします。単純明快で誰でも出来そうなバチバチプロレス。その道でメインを張ってきたってのは伊達じゃない。凄いよ石川選手...と思わせない試合をしてもらいたかったな。次は是非情念の登場を期待したいです。