フーテンプロモーション/2007.02.11/東京・北千住THEATRE1010・ミニシアター④

◎第3試合 5対5バチバチイリミネーションマッチ 時間無制限

 池田大輔&石川雄規[格闘探偵団バトラーツ]&小野武志[ストライプル]&臼田勝美[BML]&澤 宗紀[格闘探偵団バトラーツ]
(○5-2●)
大場貴弘[FREE]&原 学[BML]&佐々木恭介[style-E]&橋本友彦[サムライソード]&石川修司[ユニオンプロレス]
※3人残りで池田&石川&小野&臼田&澤組の勝利!!
【詳細】 ① ●臼田(17分41秒 腕ひしぎ逆十字固め)大場○
② ○池田(28分20秒 レフェリーストップ)原●

 *大ちゃんボンバー
③ ○小野(33分12秒 タコ絡み)佐々木●
④ ●澤(34分11秒 膝十字固め)橋本○
⑤ ○石川(神)(38分20秒 胴絞めスリーパーホールド)橋本●
⑥ ○池田(47分38秒 レフェリーストップ)石川(修)●

 *顔面蹴り
⑦ ○小野(51分46秒 タコ絡み)大場●
★長い休憩時間が終わり,いよいよメインです。 試合形式は5対5のイリミネーションマッチ。 が,そこはバチバチ!!場外転落は無しで,あとはバチバチ(タッグ)の基本のルール。 つまりイリミネーションながらも完全実力主義の完全決着ルールなのです。
リングに10選手が揃うと壮観なものでした。 そして「もしバトが休止したり選手離脱がなく,若手が育ってたらこんな風になってたのかなあ ...でもなってないかなあ...全ては運命なのか?...」 と色々感傷的になってしまいました。そんな感傷的な気分も試合が始まるやぶっ飛びました。
試合は両軍感情剥き出しのバチバチスクランブル交差点状態。 技を決めてもバチカットが次から次へ飛んでくるので,なかなか極めきれない。 そんな状況でも内容を魅せまくる選手達。 楽しいシーンや熱いシーン。 まさかバチバチで喜怒哀楽全ての表情が引き出されるとは思ってもいませんでした。 レジェンド軍対若手という世代闘争の背景もさる事ながら, 各選手の確かなスキルと実力があっての事だったと思います。
池田選手は一番大人気なく最高でした。 エプロンで待機していても常に何かを仕掛けていました。 そんな大人気ないとこが最高でした。
石川(神)選手は相変わらず神々しいバチバチの神っぷり。 若手勢と熱くシバキ合うも,どこかデーンと構えてる感じでした。 その大きさと存在感はやはり別格ですね。 さらに池田選手同様大人気ないとこも最高でした。
小野選手はチームの一員として素晴らしい活躍。 さすが数々の名タッグを組んでいるだけの事はあります。 それでいてここぞという時の集中力。 クレバーで強くて最高でした。自軍のチームメイトに気遣う余裕もありけっこ良かったです。
臼田選手は一番最初の退場ながらも,強さを前面に押し出し貫禄がありました。 もっと長く残って活躍してもらいたかったです。
澤選手は大人?達に囲まれ特攻隊長と化していました。 レジェンド選手達が疲れて帰ってくると「行け!」みたいな感じで,あまり休む暇もなく大活躍。 こだわりの武藤ムーブはもちろん,この日は越中に藤波ムーブも!! 「まさに一人ドラゴンボンバーズ!!」 石川選手の「来い藤波」の声でコーナーからジャンプイン ...いいとこついてるなあと大爆笑してしまいました。 しかし,相手とシバキ合いだすと止まらない澤選手。 感情のおもむくままほぼ無呼吸状態のシバキ愛!! 観客も何故か澤選手のバチバチには声を出させられる ...やはり何か人の心を揺さぶるものを持っている澤選手。 生まれ持ってのその何かが,今回も満員の観衆を熱くさせました。
一方の若手軍。 大場選手はその強烈な肉体とパワーで大暴れ。 まさに小さな野人とばかり暴れまくり。 筋肉質なので動きに柔軟性は無いものの,一発一発がゴツゴツして躍動感がありました。 最後も一人残りながら凄い粘りでした。
原選手は早目の退場ながらも切れ味鋭い動きでした。 試合後「澤しか目に入らない」と言っていた通り,終始澤選手とシバキ愛。 その激しさは誰も入り込めないほどでした。 もっともっと期を熟させてシングルでやってほしいですね。
佐々木選手は本当素晴らしいですね。憎憎しい表情の数々...それを裏打ちする説得力。 強くて魅せれる佐々木選手の凄さ。誰とやっても凄い熱かったです。
橋本選手はその破壊力を少し魅せてくれました。 もっともっと凄い選手だろうから,実力全開とはいかなかったと思いますが。 やはり投げのキレなんかは凄いの一言でしたね。 澤選手との対戦は"武藤vs橋本"を彷彿させないようで,させていました。
そして石川(修)選手。凄かった~!! まさにジャイアントな大活躍。 寝技の適応力。技の説得力と的確さ。 自分の武器をバチバチルールに一番良い形でアダプトしてますね。 それでいて打撃やサブミッションに対応していくのだからまさに怪物。 特にシャイニング・ジャイアントブーツは凄かったですね。 それでいて根性と意地と誇りも凄い!! 終盤の池田選手とのエルボー&パンチ合戦は凄かったです。 両者一歩も引かずぶつかり合う。顔がひん曲がりなふがら倒れず前に出る。 結局池田選手が先に足を出したから,石川(修)選手の根性勝ちだったでしょう。 同じ歳だし頑張ってほしいです。
とにかく若手軍はみんながみんなギラついていて最高に魅力むんむんでした。 しかし,若さと勢いだけでは倒せないレジェンドの壁。 結果は3人残りでレジェンド軍の圧勝。
内容で押していたのは若手軍だったのに ,結果に大差がついたのはレジェンド軍の意地なのでしょうかね。 その意地の張り方が大人なのに大人気なくて最高に輝いて見えました。 やっぱカッコイイ大人達です。
とにかく熱く激しくノンストップなイリミネーションマッチでした。 50分があっという間に感じられ,試合後軽く目眩がするような試合でした。 軽い目眩は体調云々ではなく,よっぽど集中してたからだったと思います。 つうかあんな試合を小さな会場で目の前でバチバチやられたら集中して観ちゃいますね。 とにかく素晴らしかったです。 全選手に「ありがとう」と言いたいですね。
試合後は負け惜しみを吠える若手軍。それでいい。 負け犬の遠吠えから何かが始まるはず。 第1試合の小坂井選手の試合後のつっかかりとは意味合いが違う。 若いんだし,バチバチな奴らなんだからつぱっていればいい。 その言葉に説得力がなくとも吠えていてほしい。 弱い犬ほどよく吠える...いいじゃない!! 吠えて強くなっていければ吠えればいいじゃない!! 吠えて吠えて吠えまくれバチバチの若造達!!


池田選手入場


"太陽の変態児"澤選手


"バチバチの神"入場


リング上がゴチャゴチャ





スウィング式マフラーホールド





池田選手の「来い!」の一言で,リング上が大混乱


収拾がつきません





結局両チームにイエローカード























合体サブミッション





スウィング式スリーパー...まさにジャイアント・タイフーン








一人眉山











シバキ愛





新日流ダイビング・ニードロップ


止まらない二人の世界


シバキ愛,愛し合い





かぶる





掟破りの逆卍


フロント・ネックロック


オヌゥ固め


タコ絡みで佐々木選手が退場


アンクルロック





スリーパーホールドで橋本選手退場


裏アキレス腱固め


アントンムーブだ!リバース・インディアンデスロック


馬場イズムvsジャイアントのエルボー合戦


一人残った大場選手を袋に


ジャーマン


リンチ


チーム多古のサンドイッチキック


フィニッシュは,51分46秒タコ絡み


レジェンド軍の圧勝


本当強いはこの人達


若手軍が吠える


絆を強める若手軍


吠えろ!!吠えまくれ!!

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