フーテンプロモーション2007年3月25日③

フーテンプロモーション/2007.3.25/東京・北千住ＴＨＥＡＴＲＥ１０１０・ミニシアター③

◎第3試合　30分1本勝負
　○臼田勝美[BML](11分16秒　腕固め)栗原　強[Team Roken]●
★毎回何も伝わらない試合を続けている栗原選手。相手はベテランの臼田選手。オープニングの挨拶は期待の裏返しだろう。
だからこの日の栗原選手は今までと全然違った...とは言えない立ち上がりだった。体が比較的大きく蹴りも斧を振り回すような豪快さながらも,振り切れてないのが現状。
だから本当に目の前の敵を倒したいのか？勝ちたい気持ちが伝わらない。きっと根が優しいから,それが思いっきり出てしまうのだろうが,そんなことでは臼田選手は倒せない。
ただ振りぬかないでもダウンさせてしまうのだから強さは本物です。そして相手を倒してからの追撃が遅いのも致命的。もっと我武者羅に相手を倒しに行けば相当面白くなるんだろうが...。
一方の臼田選手は栗原選手の攻撃を受けきりキッチリ返す。受けきる事でのリスクはあるだろうが,気持ちを感じたかったのだろうか？
試合はのらりくらりな栗原選手の打撃を,臼田選手がキレで返していく展開が続く。終盤になり栗原選手の動きが変わった。スタミナが切れ始め蹴りもなかなか出せない。しかし,臼田選手は強烈な頭突きで詰めてくる。
ここで総合系の栗原選手が放ったのがプロレス技のエルボー・スマッシュ。これが魂と気持ちがこもった素晴らしいいものだった。得意であろう蹴りよりも,全然気持ちが伝わるいい技だった。
臼田選手の体がゆれる...こなってくると臼田選手も怖さを増す。腕への集中攻撃から,最後は得意の腕固めで勝利しました。
負けはした栗原選手だが,今回は得るものが大きかったのではなかろうか？試合後の悔しそうな表情が「イイツラ」していた。
...強くなりたいから