フーテンプロモーション/2007.3.25/東京・北千住THEATRE1010・ミニシアター⑦

◎その他&観戦後記
★今回はシングル5試合+メインのタッグと全6試合。 なのに全試合とも色合いが違い面白かったです。 バチバチやバトラーツスタイル=総合系みたいに思われるかもしれないけど,そうではないのですよね。 かといって全て勝負論重視の凄い戦いばかりでしたけど。 全試合これだけ充実してたらまた行こうって思っちゃいますね。
さて最近TVで女子プロレスラーの風香選手が,先輩レスラーの文子選手にボコボコにされたのを観た。 そして怯え涙を流し「やらないほうが良かった」「もうやりたくない」「相手はレガース着けてなくて」 と糞みたいなコメントを出した。 仮にもプロレスラー...そんな言葉を人前で言ってはいけない。 それを放送したサムライTVもどうかと思うが? 風香選手には是非バチバチやバトラーツを観て欲しい。 ここのリングでそんな事を言う選手はいない。 ただそれを観て「プロレスラーって...」と思い,少し切ない気分になった。
多種多様になったプロレス界。 猫も杓子も,素人も芸人もリングに上がるようになった。 昔のようなリングに夢が無い団体も多くなってきた。 僕らはプロレスファン。いつだってリング上の夢を観て来た。 そしてこれからも観て行きたい。
本物のプロレスを本当の戦いを...だから昨今のどうでもいいような夢の無いリングには僕は全く 魅力を感じない。 そんな中で最近聞かなくなった「強くなりたいからプロレスラーになった」 という言霊を池田選手が放った。
そう強くなりたいからレスラーになる。 かつてはみんなそうだった...昔レスラーは強さの象徴だった。 それが薄れ行く時代の流れ。そして変わり行く客のニーズ。 そんな中でもバチバチやバトラーツのリングには,あの頃のプロレスが放っていた 凄まじい殺気と魅力と空気と...そして夢がある。 だから今でもバチバチやバトラーツで戦うレスラーは強いなあと思います。 そして「プロレスラーはやっぱ凄い」って単純に思います。
ちなみに今回の対戦カード表は凄い!! そこに書かれている池田選手の言霊がまた凄まじい。 最初にこれを読んでいると,余計「強くなりたいから」って言葉が凄まじく感じた。 さらに選手のカラオケで良く唄う歌が面白いの♪ せっかくなので池田選手の言霊を引用して掲載しようと思います(無断掲載をお許しください)。 色々な人に読んで欲しいし,感じて欲しいから...
“こんばんわ!「カレーなる一族」池田です。
みなさんは、生まれてきてホントによかったと思うことありますか?
まあ、そんなことは生きてるうちに一度くらいあればいいかと...(笑)
それにしても私は、相も変わらず、ささやかに波風立てております。
近頃、バチバチブームらしいです。
私は、世間様の風を真正面から受けて立つ。
なんちゃってで便乗されています。
俺も負けないっていう、隣の畑がよく見えるってヤツら。
いいかげん、気付けよ。
私が、やめた訳、何故、やりはじめたのか。
バチバチとは、私と石川雄規がはじめた“我流”のプロレス。
現在、プロレスでは、私達の感性は通用しません。
「俺は、脳味噌揺れるヤツできない。」
「嫌だ、死にたくない。」
我々の同業者に言われる、否定文句たち。
それでも私は、楽しくてしょうがない。
死ぬまで楽しくやろうよ!
死ぬまで青春!!
え~っと、馴染んできただが、今度は川崎です。
北千住シアターに負けないくらいのいいとこなんで、みなさんぜひに!
シアター1010のみなさん、しばらく留守にします。
ありがとうございました。また!”
ね。凄いでしょプロレスラーってバチバチって。
池田選手のマイクが終るとすぐさま席をたった。 帰り際控え室から出てくる澤選手と遭った。 会釈をすると「足大丈夫ですか?」と心配していただいた。 けど澤選手も忙しそうだったし,僕も鼻水が溢れそうだったので会釈程度でそっけなく帰ってしまった。 チケットのお礼もしたかったが ...鼻水出たら嫌だし...俺,たまに目から出るんですよ。 だから恥ずかしいでしょ。 泣いてると思われたら心外だしね。 俺,生まれたから一度も泣いた事ねえし! 泣くって感情無いし! 赤ちゃんの時も泣いてねえし!
話はそれたが,それだけ心に突き刺さる言葉だった。 「強くなりたいから」 プロレスラーから一番聞きたかった言葉だったのかもしれない。
さてここからは番外編。 せっかくの良い席だったのに...悪魔が現れるまでは...。 今回の大会はリング外でも戦いだった。 何せ両脇が観戦の邪魔になる異常事態。
まず右隣は解説マン。 よく色々な会場で解説しながら観てる人がいるが...僕は正直煩いく感じてしまう。 しかもそれが間違ってたりすると雑音以外の何者でもない。 さらにここはバチバチのリング。格闘音を楽しみたいのに大変です。 まあ右側はそれだけなので害はさほどなかったし,よくある事だけど...。
左は酷かった。 DDTのファンらしきおばさんだったのだが...椅子に浅く腰掛けるのだ。 それでいて前傾姿勢...授業が終る間近に勃起を隠してる中高生みたいな。 今回は右端だったのでリングを観るにはやや左を向かなければならない。 が,隣が浅く腰掛けているので,半身僕より前に出ている。 なので視界が狭くなる。
僕もおばさんを超えて観ようとしたが,そうすると右隣の人が見えなくなるので出来ません。 だから観るのに大変アクロバティックな上半身の動きが必要になりました。 選手が右半分にいたら背伸びして観て,選手が左半分に行ったらおばさんの背中を超えた後ろから 観てと...大変でした。 なもんで写真もイマイチだったので,今回は少々加工しました。
しかし,まさか隣の人が視界を邪魔する事なんてあるんですね。 言ってやろうかと思ったが,面倒くさいのでやめました。 一番観えなかったのは第2試合でした。なので写真も少ないのですよ。 でもセミでは席を立って写真撮りに立見ゾーンへ行ってくれたのでかなり観やすかったです。
色々な意味でまだまだプロレスは奥深いですね。 僕もみちプロなんかでは中央最前列とか用意していただいているので,隣の人が観えなく ならないように気をつけようと思いました。
しかし,浅い腰掛はいかんね。バチバチだけに観戦する時は前のめりなのか? 右隣から耳を。左隣から目を。そして「石川対決」で口を。 まさに「見ざる言わざる聞かざる」だるでした...豚だけど(苦笑)。


チケット...澤選手ありがとうございました。


対戦カード


池田選手の言霊


STYLE-Eのビラ(4.21西調布)


僕の視界だよ①...通常時におばさんが右に傾くと
隣の人の頭ですからね!



僕の視界だよ②...背中ごしに観ないと
本当に隣の人の頭なんです!!


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