フーテンプロモーション/2007.6.17/神奈川・ラゾーナ川崎・プラザソル④

◎第4試合 30分1本勝負
 ●澤 宗紀[格闘探偵団バトラーツ](10分31秒 レフェリーストップ)飯伏幸太[DDT]○
 *膝蹴り
★悔しい~!! 悔しくてしょうがねえ!! 悔しくて唇噛んで鼻水流したなんて久しぶり。
年末のインディーサミットからの流れに業界的にも注目度の高い試合でした。 さらに飯伏選手はNOAHで丸藤選手と組むので波にのりたいことろ。
そんな波にのらせるかとばかりにビーチ特訓でBSB(ビーチ・澤ー・ボム)なる技を開発して来た 澤選手。波に乗る前にビーチでぶったおす!!といきたいところでしたが...
ゴングが鳴るや無呼吸のシバキ愛を開始する両者。 世間が求めるいわゆるバチバチの展開に場内もヒートアップ!!
やはり一回り体のデカイ飯伏選手の打撃が重い。 しかし,効果的に打撃を叩き込んだのは澤選手の方。 無呼吸のシバキ愛の中,的確にボディーブローとミドルキックを炸裂させる。
全体を通して打撃の見た目のインパクトは確かに飯伏選手の方が凄く, 重いし破壊力がありそうでしたが, 野生の嗅覚とでも言うべきか?澤選手の打撃は見た目以上に効果的に炸裂していました。
そんな澤選手の持つバチバチウィルスに感染しまくりの飯伏選手は, 顔をひん曲がらせながら前に前にと戦ってくる。 その力を利用し上手くサブミッションを極める澤選手。
場内の後押しもあり澤選手が終盤はおせおせに。 シャイニング。ウィザード2連発では勝利を確信したが...立ち上がる飯伏選手。 やはりこの男も怪物だ!! その後も両者一歩も引かない激しい展開。
しかし最後は飯伏選手の重い打撃が澤選手に襲い掛かる。 ハイキックで何度もダウンを奪われる澤選手。 必死の形相で立ち上がるも,そこにはこれまた必死な形相の飯伏選手 が強烈な打撃を打ち込むべく待ち構えている。 まさにボロ雑巾のように蹴られまくり,最後は澤選手が力尽きレフェリーが試合を止めた。
体は動けなかった澤選手...しかし,右手は飯伏選手のタイツを掴み立ち上がろうとしていた。 死してなお戦おうとする...その姿に感動した。
そして良い試合だった。 だから余計....澤選手が飯伏選手に負けて悔しいのです。 こんなに悔しい思いするのは嫌だから,次はもっと応援したいと思います。
素晴らしい試合...そして「悔しい」こう思わせてくれた両選手には感謝です。 この試合のおかげで喉もガラガラになった...けどこの感覚。 この感覚こそが本物のプロレスを観た時のプロレスファンの感覚なんですよね。 やっぱファンが本気で観て・本気で感じて・本気で応援する...これがプロレスですよね。 凄いプロレスをありがとう!!


プロレス界のヤジロベー!!


のっけから無呼吸のシバキ愛


顔がひん曲がる両者


エプロンでの攻防


ここで蹴り合う


蹴りまくる


グランド


変形のアンクル・ホールド








顔が変形する!!





雪崩式?


いや!ここでも殴りあう


世界一攻撃的なシャイニング・ウィザード





腕ひしぎ逆十字固め





飯伏選手の蹴りが澤選手を襲う


ボロ雑巾のように...


何度も倒され...


何度も立ち上がる...


死してなお戦おうとするのか...

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