フーテン・プロモーション/2007.7.16/東京・北沢タウンホール⑤

フーテン・プロモーション/2007.7.16/東京・北沢タウンホール⑤

◎第5試合　30分1本勝負
　池田大輔＆臼田勝美[BML]vs石川雄規[格闘探偵団バトラーツ]＆小野武志[ストライプル]
　○池田大輔(29分58秒　足極め腕固め)石川雄規[格闘探偵団バトラーツ]●
★まさにバトラーツな選手達がリングに揃う!!
序盤は各選手今のコンディションを探るかのようなグランドレスリング。が...いきなり各選手グランドでも意地っ張りに動きまくる。
そして時間がたつにつれ試合はバチバチボコボコな展開に。
チーム社長と秘書は好連携を魅せる。
小野選手は一回り小さいながらも体重差を感じさせない強さ。本当練習してるなあ...打撃や動きのキレやが抜群でした。グランドでの無駄の無い素早い動きは,第3試合の木村選手も見習って欲しいところか？
石川選手は今回も情念バリバリ蛇のようなしつこさ。グランドも打撃もしつこく相手が顔をしかめるまでやってました。
そんな石川選手よりもしつこかったのが池田選手。とにかくしつこかった。攻め込まれても決して折れないし,攻撃してても相手が倒れるまでガンガン殴ってました。やっぱ池田選手と石川選手がやると意地っぱりな闘いになっちゃうのですね。
そんな中地味ながらも的確な動きと熱さを放った臼田選手の活躍も素晴らしかった。青い炎ってイメージがあるけど,今回は真っ赤な炎でしたね。
試合は両軍が意地を張りまくり大人気なくバチリあう。すると試合時間はどんどん過ぎていき遂には残り時間30秒に。俺は「引き分けか...けど素晴らしかったしな」とたかくくってしまいました。けどプロレスラーはファンの遙か先を行く。
なんと残り時間が2秒しか残っていない29分58秒に決着が!! 池田選手が体全体で下からの足極め腕固めで勝利。もはや腕固めというより肩が極まってそうな感じでしたが...あと2秒...されど2秒。
どんなに打撃や投げでボコボコにされても最後は関節技でビシッと極める...まさにゴッチイズム!! つうか残り2秒で極まるって...やっぱプロレスは何が起こるかわからない!!
しかし...石川選手の得意そうな形で石川選手が負ける...思わず「んああっちくしょう!!」と声が出ました。本当凄かったです...みんなありえないくらい意地っ張りで大人気なくてカッコよかったです!!
試合前の映像で各選手の年齢が出たからか,余計カッコよく見えた ...歳のわりにってか,あの年齢であんな凄い試合て意地張ってるところが。
試合後の池田選手のマイクがまたも痛烈でした...聞き取り辛かったのでだいたいですけど。
「...これからバチバチ一本でやっていこうってのにこんなカードですいません... 昔後楽園でこのカードでやったんすけど...一人の黒人が“お前達はクレイジーだっ”って言ったんすよ....それが......だからその時の感じを今日来てるお客さんに感じて欲しくって... すいません...満員なんなくてもいいんすよ...俺ら20人30人の前でやってましたから... フーテン的にはまずいけど...いいんすよ... また敵をつくっちゃうかもしれないけど...俺ら痛くないのに痛いふりできないすよ... 弱い奴はエンタメに...逃げてるようにしか思わないし...あんなへんなチャンピオン.... 石川修司...俺とやりたいっていったのに...あんなチャンピオンで... なんかＤＤＴ批判してるようだけど... いろんなとこでバチバチって言ってやってるけど...これがバチバチです！どんなにプロレス界で嫌われても俺らやっていきますから...今日はありがとうございました!!」
みたいな。エンタメ批判？バチ論？が炸裂したのでした。その勇気と魂の叫びに感動しました。