フーテン・プロモーション/2007.10.20/神奈川・ラゾーナ川崎・プラザソル②
◎第2試合 30分1本勝負
○木村浩一郎[FREE](4分34秒 腕ひしぎ逆十字固め)小幡優作[アパッチプロレス軍]●
★アパッチで池田選手とバチバチっぽい試合をした事により,アパッチの小幡選手が参戦。
見事に大きくなった肉体に「おっきくなったなあ」と親みたいな気持ちで背中を見てました。
相手は木村選手...彼は俺を悩ませる。
そして今回も見事悩ませてくれた。
試合は木村選手が一方的に攻め続ける...いや叩き潰す。
小幡選手の攻撃はほとんど当たらず,グランドでも何もできない。
普通のプロレスのように寝た状態でいたら容赦なく足や拳が飛んでくる。
ミサイルキックをしてもかわされる...バチバチでそれをやるなら,相手に深いダメージを与えなきゃ無利です。
怖かった...けど,今回の木村選手からは嫌な感じを受けなかった。
それは俺が木村選手に慣れてしまったのか?
リングスにSAWで参戦してた木村選手が大好きだったからか?
はたまた???
目を背けてしまう人も沢山いたように,いつもと同じくエグかったけど...
なんか愛を感じました。
木村選手なりの愛...このバチバチというリングは何も用意しないで,覚悟もしないで来ても通用しないよと体現したような
...そんなバチバチへの愛。
不器用だし,また憎まれそうだけど...愛を感じた。
決して小幡選手は覚悟してなかった訳ではないと思う。
けど,並の覚悟じゃできないのがバチバチなのです。
格闘家がバイト感覚で上がればなんちゃって格闘技にしか見えず,
バチバチ風な試合をした選手が上がっても技術差で恥をかく...箱舟の怪物選手でさえ恥をかいた。
そんなリングなのです。
だから木村選手はあえて厳しさを魅せてくれた...だからなんか...愛なんです。
やっぱバチバチは愛なんです。
負けた小幡選手は悔しかったでしょう。
もうやりたくないとも思ったでしょう...けどこのままで終わるのではなく,
しつこく参戦してきてほしい...何も残せなかったのだから,何かを残せるまで...。
子供扱いされる小幡選手
渾身のエルボーがやっとこさ炸裂!
小幡選手が潰される
ミサイルキックは余裕でかわされる
上からの鉄拳
払い腰
フィニッシュは,腕ひしぎ逆十字固め
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