フーテン・プロモーション/2008.03.23/神奈川・ラゾーナ川崎・プラザソル④
◎第4試合 30分1本勝負
●澤 宗紀[格闘探偵団バトラーツ](9分18秒 スリーパーホールド)石川修司[ユニオン]○
★澤選手が大巨人狩りをすべくリングに立つ...が,石川選手との体格差は凄かった。
この体格差でどうするか?
いつもの澤選手ならただ我武者羅に正面からぶつかり玉砕...そんな予感も少しはしたが,今回の澤選手は違った。
序盤から石川選手の足に攻撃を集中していく。
効果的に決まるローキックに足関節。
しかし,体の大きい石川選手は足関節を極めても手を伸ばせばすぐにエスケープ出来てしまう。
やはり駄目か?
と思いきや澤選手は第二,第三の策を用意していた。
第二の策は石川選手を立たせず,グランド・四つんばい・中腰の状態にガンガン打撃をぶちこむというもの。
これも効果的で,石川選手の届かない頭部にもダメージを与えていく。
そして第三の策は石川選手の重い体重を使い絞め上げるスピニング・(チョーク)スリーパー!!
これがかなり良い感じで石川選手を追い込んだ。
しかし,圧倒的体格差から放たれる強烈な張り手や頭突きは一発で形成を逆転させる反則級の攻撃だった。
せっかくこつこつ攻め崩そうとしても一発でひっくりかえされる...せつないねえ。
そのせつなさが澤選手の最後をより一層劇的にさせていた。
最後はスライディングキックで二度も場外ダウンさせられ,リングに戻っては太い腕でのスリーパー。
むしろ極めるとか絞めるのではなく壊すって感じでした。
そんな強烈な絞めに澤選手はたまらずタップアウトし敗北を喫しました。
勝った石川選手は終盤だけ“らしかった”けど,今回も一時期の勢いは感じられませんでした。
そのせいか?澤選手の勝ちたい気持ちが最高に輝いて見えました。
勝敗を越えた感動に喉が潰れかけていた。
澤選手
圧倒的体格差
押し込まれるだけでスタミナが奪われる
パンチ
奥の手炸裂!!
スピニング・チョーク!!
世界一攻撃的なシャイニング炸裂!!
おんぶスリーパー
裏アキレス腱固め
顔面蹴り上げ
ジャイアント肩固め
腕固め
馬乗りジャイアント張り手
ジャイアント低空ミサイル
瀬戸際で瀬戸際に追い込む
フィニッシュは,ジャイアント・スリーパー
澤選手が壊された
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