フーテン・プロモーション/2008.05.25/神奈川・ラゾーナ川崎・プラザソル③

フーテン・プロモーション/2008.05.25/神奈川・ラゾーナ川崎・プラザソル③

◎第3試合　ヤングジェネレーションバトル２００８・１回戦　30分1本勝負
　○池田大輔(11分19秒　スワンネック・レッグロック)臼田勝美[BML]●
★俺の週プロモバイルに応募した優勝予想は臼田選手だった...。
1回戦唯一のレジェンド対決に会場の期待の高さを感じた。リングに登場した臼田選手は大の字になり目を閉じた...集中してるのだろう。池田選手はいつものように霧を吹き上げ,拳を前に突き出す。
ゴングが鳴るや臼田選手の表情が鋭さを増した。小さな体から繰り出される鋭い打撃。組み付いてからの関節技...臼田選手の動きは冴え渡っていた。
一方の池田選手は右腕の怪我がまだ良くなさそう。意地を魅せるもコンディションの悪さから劣勢になる場面が目立った。
池田選手が痛い腕を...折れるかもしれないのに大ちゃんボンバーを放つ。それをことごとく脇固めにきって取る臼田選手。積み重ねられて経験が咲かす激しい戦いの華。
終盤は臼田選手の猛攻に池田選手が防戦一方。痛めた腕に集中攻撃をかけ,臼田選手はフィニッシュ狙いの胴絞めスリーパーを仕掛ける。
動きが鈍る池田選手の腕が臼田選手のつま先を捕らえる。臼田選手の表情が歪む...十中八九勝利を掴みかけた臼田選手を魔法のようなスワンネック・レッグロックで池田選手が下し勝利した。
技のキレ,コンディション,集中力,勝利への執念,殺気...全てにおいて臼田選手が上回ってた。最後の最後に勝敗を分けたわずかな差は背負うものか？若い選手を沢山抱えているフーテンという団体の重さが少しだけ上回ってたのかな...。
非常に高度で愛おしい試合でした。