フーテン・プロモーション/2008.07.27/神奈川・ラゾーナ川崎・プラザソル⑤
◎第5試合 ヤングジェネレーションバトル2008・準決勝 30分1本勝負
○池田大輔(10分43秒 裏膝十字固め)長井満也[ドラディション]●
★もう一つのヤンジェネ準決勝はレジェンド対決。
両者とも体格があるだけに迫力満点の攻防が見られた。
しかし,そこにあるのはいわゆるバチバチや,いつもの池田選手の試合ではなくもっとプロレスらしいプロレス。
長井選手がいつも倒れてる相手を蹴り上げたりしない騎士道とうか王道の試合をするが,
それと真逆に好き勝手に蹴りまくるバチバチジャイアンの池田選手もそうだった。
二人とも全日本プロレス参戦経験があり,そこでの経験というか教えのせいか?
両者ともそんな風に思ってないだろうが,俺にはそんな感じに思えた。
そして池田選手は長井選手の膝への集中攻撃で追い込んでいった。
あ...もしかしたら池田選手は強敵長井選手相手にいつものファイトで行ったら勝てないから,
理詰めのプロレスをしたのか?
う~ん考えれば考えるほど深いよバチバチ。
パワーボムをフランケンシュタイナーで切り返し,膝裏へのダイビング・大ちゃんボンバー等も...深いなあ。
最後は池田選手がしつこく裏膝十字固めを極め長井選手を撃破し決勝へ駒を進めた。
試合後池田選手が久々にマイクを持ち締めた。
「リングの上ではマイク(喋り)でアピールが流行ってるけど,リングを降りたら誰も言ってこねえ...プロデューサーとして考え直
したいと思います」と言葉へのアンチテーゼを唱えた。
そして「今日は記憶飛んでないんで言いますけど...バチバチのお客さんは解ってるだろうけど,俺がやりたいのはUWFじゃない...
プロレスなんです。...チョップをこうやって打つけど(大きい音が出るように掌に空間を作って打つやり方),俺はただこうやって(手刀)
打ちたいだけ...それが俺が小さい頃から普通に観てきたプロレスだし...プロレスがやりたいんです...」
みたいな事を言いました(うる覚えです)。
そんな池田選手の純粋なプロレスに対する誇りと想い(若干のハードヒット批判)...それが再び言葉という魔法で試合の余韻を一気に深いものへと昇華させた。
池田選手
十字架固め
ハイキック炸裂
膝固め
ダウン
ストレッチプラム
捻る!
捻りまくる!!
パワーボムはフランケンシュタイナーで切り返す
膝裏へのダイビング・大ちゃんボンバー
複雑な膝固め
裏膝十字固め
しつこく絞め続ける...
執念のフィニッシュ
握手は無かった...
マイクを握る池田選手
愛おしきガキ大将♪
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