フーテン・プロモーション/2009.01.25/神奈川・ラゾーナ川崎・プラザソル②

◎第2試合 30分1本勝負
 ●ホワイト森山(10分37秒 無道)真霜拳號[KAIENTAI DOJO]○
★個人的に深い思い入れのあるカードです。 両者の対戦は6年前に一度だけあった。
KAIENTAI DOJO
~KAIENTAI DOJO旗揚げ1周年大会~
『CLUB-K SUPER ev2』
■2003年4月20日(日) 東京・ディファ有明
 試合開始15時 観衆877人=満員
◎第3試合 時間無制限1本勝負
●真霜拳號(2分44秒 腕ひしぎ逆十字固め)森山大[U-FILE CAMP.com]○

↓当時の観戦記↓
http://www.geocities.jp/masamahoroba/ka/k-dojo/030420/kaientai0304202.htm
メインが最高だったんだよなあ...。
試合は異種格闘技戦のようだった。 森山選手はU-FILEのセコンド陣とともに登場してた。 プロレスラーってよりは,格闘家だった。
対する真霜選手は,当時のKでは珍しいストロング志向の選手だった。 逆輸入時もバトラーツでお世話になってたくらいだしね。 バトの戸田競艇大会で写真を撮ったのもイイ思い出だ。
さて,試合では森山選手が格闘家らしい闘いで圧勝。 Kでは強いとされた真霜選手が完敗した様に,場内の空気は凍りつき,この試合を“無かった事”にしようとする客席の雰囲気は忘れられない。
Kではたまにこういう“黙殺”みたいな事があるが(出始めのバジリスクに対する,存在すら認めないみたいな),それの走りだったのかも。 はっきり言ってKAIENTAI DOJOの黒歴史です。
真霜選手にとっても忘れらない一戦でしょう...表立っては,そんな事一切触れないでしょうが。 その再戦が遂に実現するのです。
今やインディー界でもトップクラスの実力者となった真霜選手と,フーテンで怪我しながらも頑張ってる森山選手。 あの時から大きくひらいた差...その“差”を埋め,過去の一戦の再現となるか森山選手?ホワイトだけに。
6年の月日を越えて向かいあった両者は,あの頃とは違っていた。 真霜選手はCHAMPION OF STRONGEST-KとNWA認定UNヘビー級の二本のベルトを携え入場。 全身には王者としてのオーラを身にまとい。
対する森山選手はオーラは無くとも,白いガウンを身にまとい入場。 結果は残してないけど,その頑張りや紆余曲折はバチバチファンの知るところ。
6年間でのプロレスラーとしての成長度では真霜選手が何歩も先に進んだ感じだ。 実際真霜選手は自身のブログで「成長度の違いをお見せしましょう。」と書いている。 試合はまさに成長度ても言うべき真霜選手が実力差を見せ付けるような試合を行った。
森山選手は森山選手なりに頑張ったとは思う。 口から血を出しながらも必死に立ち上がった...だが, 真霜選手に勝てるとは微塵も思わなかったし(あくまでも俺個人的には),思い切りさえ無かった気がした。
最初から真霜選手の持つ兵(つわもの)の雰囲気に飲み込まれていた気がする。 真霜選手に今の森山選手が勝つのは100回やっても1回も無い気がした。
6年前は秒殺で森山選手が勝利したが,6年後には子供扱いで森山選手は敗れた。 最後は真霜選手が真剣からの無道で,森山選手の勝利への道を文字通り無くし勝利した。
勝ち誇る真霜選手の姿を観ながら「真霜選手は凄い努力したんだろうなあ...」としみじみ思った。 森山選手だって凄い努力してきただろうが,真霜選手の努力ってのはそれ以上であり, 常人の想像を遥かに超えるもんなんじゃないだろうかと思った。
俺の個人的なノスタルジックバチバチは終わった...ずっとひっかかってたものが消えたが, なんとなく壊しちゃいけないものも壊してしまった気がした。
真霜選手の次の参戦を期待しつつ,森山選手の奮起に期待したい。


二本のベルトを携え,真霜選手バチバチ初登場!!


ホワイト森山選手






アキレス腱固め


屈辱的な踏み付け


グランドでも子供扱い




テキサス・クローバー・ホールド


テキサス・クローバー・ホールド(2度目)


垂直落下式ブレンバスターは体勢を入れ替え回避


6年前の再現か?腕ひしぎ逆十字固め


顔面へのローキック


真剣


無道


真霜選手圧勝

BACK