フーテン・プロモーション/2009.04.26/神奈川・ラゾーナ川崎・プラザソル②

フーテン・プロモーション/2009.04.26/神奈川・ラゾーナ川崎・プラザソル②

◎第2試合　30分1本勝負
　○真霜拳號[KAIENTAI DOJO](11分02秒　ＫＯ)野橋真実[みちのくプロレス]●
　*真剣
★第2試合も第1試合と同様,外様同士の対戦。
第1試合と違い,両選手ともバチバチを経験しているが,バチバチとしてバチバチした試合をしたかと言うと,そうでは無かった気がする。両選手とも持ってる力と経験を駆使し,いつもと変わらぬスタイルでバチバチで戦い,客の支持もうけた。
ただ...そんな事は一度でいいと俺は個人的に思う。
バチバチってそんなに敷居の低いもんでも無いだろうし,誰にでも出来るスタイルじゃない。そんな中で,己のスタイルで通用するのは凄いんだけど,それがバチバチなのか？それとも良い試合のプロレスかでバチバチにおける価値観が変わる...と個人的に思う。
小野選手は前に“バチバチが一番”と言い“全試合面白くないと駄目”とも言った。その言葉が無ければ,どんな試合でもそれなりに楽しめてたんだろうけど...いや,無理か。やっぱバチバチを観たくて足を運ぶからね。
けど,小野選手の言葉が大きく影響してるのは俺にとっては紛れも無い事実。だから,この試合にも“バチバチに来た感”を感じさせて欲しかった...。
試合は強すぎる真霜選手の猛攻に野橋選手が耐え,頭突きで活路を見出し奮闘する。野橋選手の頑張りと,真霜選手の強さが素晴らしい試合を作り上げた。
が,俺には素晴らしい試合も“バチバチ”がゆえに,そんなに面白くは観られなかった。
最後は真霜選手が真剣で野橋選手をＫＯし勝利しました。
顔面を蹴り上げたり,エグイ試合だったり,バチバチ音が出るほど殴り蹴り合うのが見たいんじゃなく,俺はバチバチが観たいんだよな。