フーテン・プロモーション/2009.10.11/神奈川・ラゾーナ川崎・プラザソル④
◎第4試合 30分1本勝負
△スルガマナブ(時間切れ引き分け)真霜拳號[KAIENTAI DOJO]△
★セミはスルガ選手のラブコールで実現した一戦。
真っ黒に日焼けし,絞り込まれた美しい肉体のスルガ選手...赤いコスチュームと見事な肉体がシャムロック選手を彷彿させる。
対する真霜選手は白い美肌とレスラーらしい大きな肉体...二の腕の太さなんか半端なかったです。
そんな対極的な両者が激しく命を削るような激戦を魅せてくれました。
スルガ選手はスピードでも技術でも真霜選手を圧倒。
立ち技でも常に優勢だったし,グランドでもスタミナが切れるまでは真霜選手に何もさせないほどだった。
けれども勝ちきれない...。
ボロボロになりながらも立ち上がり続け,気迫を前面に押し出した真霜選手の言葉では表現しづらい底知れぬ強さ。
今やインディーのトップとなり,インディーの強さの象徴でもあり,メジャー選手も認める真霜選手。
バチバチのリングに上がるメリットって?業界的には格下となったスルガ選手と闘うメリットって?
格好付ける事も出来ないほどの闘いが待ち受け,負ければ失う物が多いのに,勝っても特にメリット(表面的な)の無い試合。
けど目に見えるメリットやデメリットでは計り知れない意味合いが含まれていたからこそ,真霜選手はこの試合を受け闘い
ボロボロにされながらも立ち上がり叫び続けた。
序盤で瞼が腫れ,試合中片目しか見えないのに負けなかった。
けれども負けない試合をしてた訳でもないし,自分の商品価値を下げないように闘った訳でも無い。
本当に深い深い闘いであり,両者のファイティングスピリットは直接心臓を鷲掴みにするような感じだった。
試合終盤には胸が熱くなり,声援にも力が入った...真霜選手が底知れぬ強さを魅せたからこそ,スルガ選手には勝って欲しかった。
最後の1秒まで勝ちにこだわり闘った両者だったが,試合時間を全て消化し時間切れ引き分け。
しかし,最後の最後まで闘いだった本物の引き分けに会場からは多くの拍手が注がれた。
本当に最後の最後まで闘い続け,動きまくった両者...30分間切れる事の無かった緊張感。
両者が休んでいる事など1秒も無かったのではないだろうか。
とにかく凄い試合だった。
これが伝説と言えず何が伝説になっていくのだろ...両選手の闘いに感動し痺れました。
ありがとう!!
真霜選手
スルガ選手
フロント・ネックロック
ニー・リフト
顔面蹴り上げ
胴絞めスリーパー・ホールド
ミドルキック
アキレス腱固め
強烈な手刀で脱出する真霜選手
膝十字固め
逆片エビ固め
スルガドライバー
無道
形が崩れても絞め続ける
腕ひしぎ逆十字固め
壮絶なる時間切れ引き分け
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