フーテン・プロモーション/2011.01.30/神奈川・ラゾーナ川崎・プラザソル⑤

◎第5試合 30分1本勝負
 池田大輔&石川雄規[格闘探偵団バトラーツ]vs真霜拳號[KAIENTAI DOJO]&橋 誠[FREE]
 ○石川雄規(21分48秒 リバース・バイパー・ホールド)橋 誠●

★メインは死闘を繰り広げた好敵手同士が組んだタッグマッチ。
真霜選手と橋選手は組んだ事もあるが,やはり初の所属外選手のメインイベントでの一騎討ちを 越えてのタッグだけに今回は期待感が違ってくる。
対する池田&石川組は奇跡の復活となる御存知バチバチBI砲。 同じゴッチイズム藤原組の系譜ながらアントニオ猪木氏を崇拝する石川選手と,馬場イズムを継承した池田選手。 かつて猪木&馬場組が最強であったように,バチバチでは最強の部類に入るタッグチームだけに復活は嬉しい。
が,正直前回の対戦での激しすぎる闘いを見ると,まともに組むのか不安もあったが...。
不安は的中,試合前から仲間割れ(笑)。 先発を巡りモメ,池田選手が石川選手を相手コーナーにスローしようとし,逆にスローし返され試合開始。
もう対戦相手より組んでるチーメイトに敵意剥き出しのバチバチBI砲に,真霜&橋選組も困惑。 ただし観客は大喜び...このギャップもまた楽しい。
ただ試合が進めば勝つ為に協力し合うバチバチBI砲...やはり勝ち負けは大事なのだ。 そして試合は色々な見所が盛り込まれ最高に面白かった。
橋選手はやはり頭突き!頭突きしか無いって程の頭突き。 頭突きにプライドや想いを詰め込み突っ走る。
それに無謀にも打ち合いを挑む池田選手の男の子魂。 やられると解っていても,それで勝ちたいんだから最高だ。
そして橋選手と石川選手の遭遇。 これは橋選手がパワーで押す場面もあったが,石川選手の強さが浮き彫りになる程だった。 バチバチマットでも,やはりズバ抜けて石川選手は強いなあ。
そんな石川選手と至高の高速グランド戦を繰り広げ,存在感溢れる打撃を魅せた真霜選手。 一番年下なのに一番冷静なのは,いいのか悪いのか解らないが,強いってのはいい事だ。
そしてバトファンとしては石川選手と真霜選手の絡みは感慨深い。 真霜選手はプエルトリコから逆上陸し,バトラーツに預けられた。
そのあたりでバトは第1章を終える事となった...日本デビュー前の真霜選手がトイレから出るのを待ち伏せし ,一緒に写真を撮ってもらった戸田競艇も遥か昔だね。
そしてバトの解散発表...このタイミングで両者が激突する運命。 やはりプロレスは格闘浪漫だね。
とにかく色々な物が交差するリング上,最後は石川選手が脇固めからリバース・バイパー・ホールドに移行し橋選手から 勝利をもぎ取った。
ちょっと前まではメジャーと呼ばれる団体の選手だった10歳も若い選手を圧倒した石川選手の凄さ...これって報道されないし, 取り上げられないけど物凄い事だと思うよ。
今回のメインも底抜けに明るく,激しいバチバチらしい闘いだった。 命を掛けてリングで闘う男達は最高だ!! この素晴らしき闘いをマガイモノ達と一緒にされたくない。 とにかく凄かった!!


池田選手入場


真霜選手


奇跡の復活バチバチBI砲






先発を巡り揉めるバチバチBI砲


池田選手が石川選手をスローするが...


仲間割れから試合開始






高速グランド合戦


リバース・インディアンデスロック


闘魂降臨


橋選手もリバース・インディアンデスロックに挑戦するが,組み方を間違う(苦笑)


変形?弓矢固め




下から足を絡めて膝を極める


異次元対決


ストレッチ・マフラー・ホールド式のレッグ・スプレッド




アキレス腱固め




頭突き


頭突き


頭突き




無道


馬乗りナックル






強引に雪崩式ブレインバスター


ゴリラーマン・バスター炸裂


8469


張り合い


情念バックドロップ


脇固めから...


スルスルと...


フィニッシュは,リバース・バイパー・ホールド







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