フーテン・プロモーション/2011.02.27/東京・北千住THEATRE1010・ミニシアター④

◎第4試合 30分1本勝負
 ○橋 誠[FREE](10分53秒 KO)野橋太郎[みちのくプロレス]●
 *ランニング・ヘッドバット
★去年の4月24日に行われた“バチバチ35”のセミで両者の一騎討ちは行われた。
その時は,まさに頭突きだけの対決って内容で,頭突き合戦の果てに3分46秒の短い時間で橋選手がスリーパーで勝利した。 その時,両者の間に架かった男の橋(橋選手と野橋選手だけに)が再び北千住に場所を代え,架かるとは。
まずは野橋選手が握手後の一瞬の隙をつき頭突きで先制。
そこからグランドや激しい張り手合戦等,前回とは違うレスリング勝負を魅せる。
野橋選手がアマレスのベースとスピードを活かし,橋選手を翻弄していく。 だが,橋選手の頭突きが流れを変える。
すると野橋選手も気合を漲らせ両腕を後ろに組み,ノーガードでの頭突き合戦を仕掛ける。 前回同様...いや,それ以上の激しい頭突き合戦が繰り広げられる。
狭い会場に響く鈍い音...いつしか両者の顔面は頭突きで切れた額からの流血で真っ赤に。 それでも止まらない頭突き合戦。
上背や体格差...そして頭蓋骨の大きさを考えても不利な野橋選手だったが,なんと頭突きでも橋選手を圧倒する。 さしもの橋選手も頭突き合戦を自ら降り,違う攻撃を仕掛けていく。
勝つ為には当たり前の判断だろうが,なんか逃げた感じもしたなあ。 だが最後の最後は橋選手が走り込んでの頭突きで野橋選手をKOした。
激し過ぎる頭突き戦の末にマットにはいつくばった野橋選手...本当に凄かったし,感動した。
試合も激しく怖かったが,もっと怖かったのが試合後のやり取り。 レフェリー&セコンド陣が慎重になり「絶対頭揺らすなよ!!」とか「脳揺らすなよ!」と怖い言葉が飛び交う。 デカイ頭での頭突きを喰らい,自らも身を砕きながら放った頭突き...もの凄くリスキーで凄い事だったんだと思いつつ, レスラーの凄さを感じた。
この試合,日本で一番小さいレスラーが魅せた男気に感動した。 そして,心から思ったね。
野橋選手は,もう一人の東北の英雄だよ!!と。 東北の人間じゃないけど,岩手に住み,岩手とみちプロの事を思い行動している野橋選手は,本当に英雄なんだ!!


御天狗様


野橋選手


握手と見せ掛け...


頭突きで先制


走り込んでの低空ドロップキック




張り手


上のポジションを奪う野橋選手


アキレス腱固め




足極めアームロック


アキレス腱固め






膝十字固め


頭突き


バックドロップ




ノーガードの頭突き合戦


頭突き


頭突きでダウン


更に頭突き


止まらぬ頭突き


まだまだ頭突き


死ぬまで頭突き


頭突きを避けた橋選手


フィニッシュは,ランニング・ヘッドバット


野橋選手も東北の英雄だ!!

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