フーテン・プロモーション/2012.12.09/神奈川・ラゾーナ川崎・プラザソル・雑感

※はじめに...俺はプロレスを観客なので観客の視点でとらえて来た事や雑誌で読んだりTVで見た 事程度しか知りません。知らない者から観た薄っぺらい感想文ですので,それでも良い方のみ御覧ください。

◎雑感
★バチバチスキ?

ナンデスキ?

と,巷で大流行のモヤさまの「ブラジルスキ?」ネタで,盟友とき兄さんと盛り上がったバチバチ47。

民主党の選挙活動が駅前を占拠して,とっても御邪魔な感じ。
それを抜けて久々のラゾーナへ潜入。

大場選手のモギリも,いつも以上に気合が入ってた♪

試合前から期待感充満の会場。
みんながバチバチを待ち望んでいる。
今回はバチバチだるまの真下で観戦。


★まずは大場選手...じゃなく,今回は“本物”のイケダタクヤ氏が『満開オールスターズ』を熱唱。
やっぱバチバチで聴く満開オールスターズは最高だぜ。

選手入場式では,U-FILE勢相手に勝ちはしたものの,いまいちだったバチバチ1以来の参戦となる日高選手が挨拶。
真面目な挨拶にバチバチらしさが感じれなかったのか?司会のイケダ氏が「続いて真霜選手お願いします」と。

急なフリに戸惑う真霜選手。

戸惑ってると,後から関根選手がマイクを奪い真霜選手化(笑)。
やはりバチバチのオープニングは関根選手のモノマネだね♪
結局真霜選手のツッコミ蹴りを食らい,選手入場式はお開きに。

さぁ,バチバチ47やっちゃう~♪



★第1試合は若さ溢れるバチバチファイト。
関根選手の直線的で力強い打撃と,那須選手の鋭いローキックの名勝負数え歌に外れ無し!!
最後は関根選手の重い蹴りに何度もダウンを奪われながら,必死で立ち上がる那須選手。
しかし龍切が決まると流石に立てず10カウントのKO決着。
いやぁ,面白かった♪
しゃーっす!!



★第2試合は期待以上...ってか超面白かった♪
所謂B系ファイトを何故観に行きたいかって言ったら,こんな試合が観たいから。
スリリングなグランド戦に身を乗り出して興奮しながら見るのが最高!!
最後は臼田選手のニーロックを,腕ひしぎ十字固めで切り返した松井選手が逆転勝利。
臼田選手は,このパターンで負ける事が結構多いな...その分ニーロックは自信があるのだろうね。
マジで超~面白かった♪
バトに参戦してる頃は憎ったらしかったけど,今は好きさ松井選手...体や佇まいがカッコイイ!!



★第3試合は入場からバラモン兄弟が独特の世界観に会場を引きずり込む...流石だ。
日高先輩(笑)もテクニカカルな足技は勿論,FEC時代のオーバーマスクでルードターン...は流石に無かった。
黒くなった真霜選手は見た目的にも怪物性UP。
滅茶苦茶強いなあ。
初目撃の伊藤選手は,真面目なんだろうけど入場コスから変態チックで(笑)。
動きもなんか気持ち悪いんだけど,観て行くうちにツボにはまり楽しかった♪
気持ち悪いんだけど,一生懸命真面目に闘ってて...なんか不器用な感じも良かった。
最後はバラモン兄弟の悪行に屈しなかった伊藤選手が,スタンディングのスリーパーでケイ選手を始末した。
とんでもないマッチメークなのに,何故か素晴らしいタッグマッチだった...かな(笑)。



★セミはハヤト選手が圧勝。
もっと実力差を感じる事が無いと思ったけど,素人目にはハヤト選手の強さが際立っていた。
ナイマン蹴りみたいな,軌道の読めない蹴りも凄かった。

スルガ選手は試合数も少ないし,無名選手だけど実力はある選手だし強いんだよね。
そんな実力者を圧倒するんだもんなあ。

やっぱ試合数も多いし,ハヤト選手はタフだった。
そして東北ジュニア王者として,みちプロのエースとしての自覚が,ハヤト選手の背中に背負った宝達が更に強くさせてるんだろうな。

試合的には良い試合に見えなくもないけど,個人的にはワンサイドゲームに思えた。
スルガ選手は,ダウンカウントをハヤト選手に止められなかったら何回KO負けしてたんだろう...。
スルガ選手が勝つのではと予想してたんだけどね(笑)。
フィニッシュは必殺のK.I.Dだった。

みちプロファン的には,この結果を受けて俄然みちのくプロレス12.13後楽園ホール大会が楽しみになってきた♪
ダイアモンドリングの中嶋選手は強いけど,こんなに強いハヤト選手を魅せられると...負ける気しねえ!!
東北ジュニアの王者は東北の団体の選手が守るはず。
後楽園でハヤト選手の防衛を祝福だ!!
東北魂!!



★メインは蘇る藤原組...いや藤原幕府勃発♪
弟子達の凄さは今更語るまでも無いが,師匠の凄さが改めて凄かった。

藤原選手は年齢的にも,そんなに動けないと思ってたけど,全然動ける。
もっと若くてベテランの域に入ってる選手なんかと比べたら雲泥の差。
やはり強さに憧れ,強さを求め,いまだに次の世代へ技術を受け継がせようと体を動かし続けてる人は違う。
この日の藤原選手の闘いを見たら,恥ずかしいと思う選手も多いんじゃないかなあ...って思うぐらい素晴らしかった。

藤原組時代敗北寸前だった藤原選手が,圧倒してくる船木選手の高速タックルを腹固めで極めて大逆転勝利したアノ腹固め。
レスリングに取り入れようとして何度も練習したアノ腹固め。
それが見れた。
スーっと足を滑らせ,滑らかに極めていた(驚)。

そんないまだに強い師匠に攻められてるのに,なんか嬉しそうな石川選手。

強い師匠を越えたくて,ガンガン打撃を入れる小野選手。

師匠をパートナーにして,いつもとちょっと違う感じに暴れる池田選手。

そして師匠を前に成長した闘いを嬉しそうに繰り広げる弟子達。

それを嬉しそうに見つめる師匠。

ゲンコツで顔面を殴り,頭突きをかまし,額から流血し,額にコブができ,鼻っ柱を蹴っ飛ばし,関節を逆に曲げて...実際には,とんでも無く激しい闘いなんだけどね。
リングの風景がそんな風に見えた。
なんだかとても胸が熱くなった。
師弟関係っていいね...
プロレスって最高だね...

最後は藤原選手が抜群のキレで脇固めを極め勝利した。



★試合後に皆で礼をしあう姿は,きっとかつての藤原組の道場の風景だったのだろう。

ジャガリコタイムも,やっちゃうも,そこに藤原選手がいる事で,なんだかとても温かい感じだった。
バチバチはいつも通り最高に面白かったけど,こんなに心がポカポカするバチバチは初めてだった。
超~~~~~~面白かったぜ!!

試合後マイクを持った藤原選手が「もう出たくない...痛いから」って言葉が全てなんだろうな。
だから俺達はバチバチを観に行くわけだしね。

そして帰りの見送りで,握手してもらった小野選手は「悔しい...ああ悔しいです...」と力強く手を握り返してくれた。
負けて悔しがるプロレスラーは大好きだ!!

プロレスラースキ?

ナンデスキ?

来年のバチバチも楽しみだ♪
やっちゃう!!


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