KAIENTAI DOJO/2007.1.7/東京・後楽園ホール⑥



◎第6試合 CHAMPION OF STRONGEST-K選手権試合 時間無制限1本勝負[RAVE]
 ○王者)真霜拳號(26分28秒 片エビ固め)円 華●
 *垂直落下式ブレンバスター
※第5代王者真霜拳號が初防衛に成功!!
★メインは真霜選手の初防衛戦。対するはマスクを脱ぎ素顔となった円華選手。 実力的に王者の圧勝かと思われたが,挑戦者の潜在能力をまざまざと感じる事に。
試合が始まるや静まり返る場内。なかなか組み合わない両者。 いや組み合わないと言うより,組み合えないといった感じ。 それを観客が固唾を飲み見守る。 その静けさに耐え切れず声援を送る観客もチラホラ ...しかし,それがかえって邪魔になるような神聖なる時間帯だった。
その静けさを打ち破るように両者が動き出す。 序盤から両者徹底して相手を一点集中で攻めていく。 真霜選手は円華選手の左腕を。円華選手は真霜選手の左膝を。 まさにKAIENTAI DOJOを象徴するかのような戦いに,観客は声を出す事も忘れのめり込んでいくことに。
声援は飛んでいた。熱い声援が飛び交った。 しかし,内容的にいつものKならもっと声が飛び盛り上がったはずだ。 しかし,そうはならなかった今回の試合...男らしい試合だった。 やはりリング上からは何か神聖な雰囲気を感じた。 魅せられるのではなく,魅せ付けられるような。 魅せ付ける...試合が進みにつれて,まさに両者に魅せ付けられていく事になる。
終盤はお互いギリギリのところで戦う。 技の読み合いも凄まじい。相手にクリーンに技を決めさせない。 そして圧巻はハイキックの同士討ちの連発。 何回交差したかわからない両者の脚。 消耗した体力・蓄積したダメージ...それらを考えると人間技とは思えない。 両者の気力...気持ちがそれを可能にしたのか?その光景は聖戦の一こまを画にしたかのようだった。 それにより両者ダウンとなる。
こんな凄い攻防が続く。両者ダウンは二度もあった。 しかし,最後は王者の底力が,この日魅せ付けられた挑戦者の潜在能力を押さえ込んだ。 最後は完全無欠の垂直落下式ブレンバスターで王者が勝利。 苦しい初防衛戦を王者なんとか勝利した。
試合後は王者が立ち上がれない満身創痍の挑戦者を称え, 本格的にタッグをスタートさせようと声を掛ける。 この一戦を超え,かなり魅力的なチームになった。
そこへ新タッグ王者組が噛み付く。 さらにGETのΩも登場...さらにTAKA&KAZMA組も。 ぐっほおおお~面白くなってきました。
そんな中Ωがリングに乱入し,盛り上がった雰囲気をぶち壊す。 調子ずくΩ...そんな中でも大石選手が一番調子ずき最後まで悪たれをつく ...真後ろに蘇生した真霜選手。 我に返る大石選手は一人ぼっち...バシ!!そこへ真霜選手の真剣が炸裂する。 スカッとする一撃だった。 真霜選手の強さ...そして大石選手のふっきれた感じがとても良かったです。
最後は王者が青いベルトを高々と抱え上げた。


第5代王者真霜拳號選手





円華選手のトペを蹴りで迎撃


左膝への集中攻撃





ビクトル式膝裏十字固め


王者は挑戦者の左腕を破壊


腕固め


腕ひしぎ逆十字固め


腕へのキック


ノータッチ・トペ・コンヒーロー


膝十字固め


足四の字固め


両者ダウン


コーナーからの攻撃を阻止...


そして雪崩式腕ひしぎ逆十字固め


腕固め


無道


両者の人間離れした切りかえし合い


またも両者ダウン


気持ちのぶつかり合い


シューティング・スタープレスはかわされる


丸め込みの連発であわやカウント3


フィニッシュは,垂直落下式ブレンバスター


聖戦終了


王者初防衛に成功


挑戦者を称える


本格的タッグ始動


タッグ王者が噛み付く


Ω登場


TAKA&KAZMA組も


Ω乱入


調子ずくも...


あわれ真剣の餌食に





真霜選手

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