メビウス/2008.12.26/東京・新宿ＦＡＣＥ⑥

メビウス/2008.12.26/東京・新宿ＦＡＣＥ⑥

◎第6試合　ソルジャー引退試合　20分1本勝負
　●ソルジャー[FREE](11分48秒　ハーフネルソン・スープレックス・ホールド)黒田哲宏[FREE]○
★ＦＭＷでデビューし,ＷＭＦで活躍して来たソルジャー選手の引退試合が,折原選手の粋な計らいで実現した。
正直ＷＭＦのリングで引退して欲しかったが,ＷＭＦは解散した。メビウスとは関係無いながらも,引退試合を行ってくれたメビウスには感謝の気持ちでいっぱいです。
きっとソルジャー選手も,他の仲間達もそうだったのでしょう。
入場前には味方リングアナより,ソルジャー選手の経歴が読み上げられた。なんとなく引退試合を実感して行った。
ソルジャー選手はいつものように入場して来たが,若干照れくさそうだった。しかし,試合が始まるやいつのもレスリングを大事にした激しい闘いを魅せる。
全てを出し尽くすように,プロレスというものを確かめるように...一つ一つの動きを丁寧かつ,愛おしそうに。
対する黒田選手にはブーイングの嵐...正直可愛そうな気もしたし,ブーイングが必要なのか疑問だったが, 初めてソルジャー選手を観る人も想いを少しだけでも持ってくれたという事だろう。
終盤はソルジャー選手が怒涛の攻めを見せる。パワーボム,スタイルズ・クラッシュ,ヴファドーラ式プレス...そしてＢＵＵ!!
それを盛り立てるソルジャーファンの男性。周りから嘲笑もされていたが,彼はいつものように熱くソルジャー選手を応援していた。「レッツゴー！ソルジャー！」がもう聞けない。
ＷＭＦ最終興行では団体が終わるを覚悟して観てはいたが,ソルジャー選手の引退は知らなかった。それだけにファンにとってもこの空間は本当にありがたかった。ソルジャー選手の全てを目に焼き付けるべく試合を観戦した。
最後は黒田選手が“ここぞ”という場面でだけ繰り出す,ハーフネルソンＳＨでソルジャー選手のプロレス人生に幕が降ろされた。
試合後はレスラー・関係者から花束と言葉を受け取る。そして...最後の10カウントが鳴らされた。
ソルジャー選手,今までありがとう!! これからの輝ける未来を願っています。