みちのくプロレス/2003.11.02/東京・有明コロシアム⑧



第8試合 時間無制限1本勝負
●ザ・グレート・サスケ(20分51秒 デルフィンスペシャル2号)スペル・デルフィン[大阪プロレス]○
★揃うはずの無い二人がリング上に揃うとなんともいえない感動がありました。ゴング直前まで本当に試合するのか?と,何故か半信半疑でした。ゴングが鳴ると二人がジリジリと距離を詰めて行く。凄い緊張感が広い会場を包む。しかし,一反組んで試合のピッチが上がるにつれみちのくプロレスらしいスピーディーな試合となった。先にペースを握ったのはデルフィン選手だった。やはり面白く無いのかサスケ選手は試合を放棄する姿勢を見せる...ここまできたんだから。会場全体がサスケ選手に試合をしてくれという思いをぶつけて行った。なんとかサスケ選手がリングの戻ると,そこからは失われた時を感じさせない素晴らしい試合となった。が,中盤サスケ選手がペースを握るとラフな展開となっていった。そして遂にはラダーが登場。デルフィン選手をラダーに乗せてこの日2度目のセントーン・アトミコを狙うサスケ選手。...それがかわされた。そこからはもう一歩的なデルフィンワールド。各コーナーでスイングDDTを炸裂。この時会場はデルフィン選手にノせられサスケ選手の応援が少ないというホームリングなのに.....って感じに。で,3本目ではその後デルクラを仕掛ける。なんとかカウント2.99でサスケ選手が返すもここで力尽きたか。最後のスイングDDTからのデルフィンスペシャル2号でフィニッシュ。会場がなんともいえない雰囲気となった。試合後人生選手が二人に謝ったり。サスケ選手が引退を匂わせたり。決してハッピーエンドではなかった。引き上げるサスケ選手に握手を求めた俺が言えた言葉は「頑張って」だけだった。それしか言えないよ。頑張ってサスケ選手。しかしこの試合,見てるこっちが心が苦しくなった。やらなくて良かったのか?やって良かったのか?俺には分かりません。ただいろんな感情があるのに試合を成立させた両選手は素晴らしいと思います。私闘?死闘?どんな言葉が適切なのか...言葉なんかいらないかもなあ。とにかくサスケ選手は負けました。いろんな物に負けました。怪我をいいわけには出来ないのは言うまでもないです。負けました。正直悔しいし,ショックです。でもここからサスケもみちのくプロレスももっとステップアップして欲しい。東北であんなに子供達に夢を与えてきた選手なんだから。まだまだ娯楽の少ない東北の子供達に夢を与えて欲しい。民放のTVでは深夜でしかプロレス無い時代の子供達へ。これだけは言いたい...この試合に出てくれたデルフィン選手ありがとう。試合を見せてくれたサスケ選手ありがとう。


デルフィン選手入場


サスケ選手入場


遂に対峙


ラダー持ち込み


因縁の対決


ボディースラムへ


花道で両者ダウン


セントーン・アトミコ


試合後①


試合後②


試合後のサスケ選手のマイク
辞めるなー!!


みちのくプロレスは永遠に不滅です!





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