みちのくプロレス/2006.7.15/東京・新宿FACE⑥

◎第6試合 『鉄人』Aブロック公式戦 20分1本勝負
 ●【0点】南野 武(10分38秒 横入り式エビ固め)華井謙一【2点】○
★さて休憩明けの第6試合...う~ん試合数イッパイ。サルセロス抗争の一区切りを付ける一戦でした。両者の意地がぶつかり想像以上の激しい試合となりました。みちプロ"らしさ"はあまり無いハードコアな試合でしたが,僕的にこの日のベストバウトでした。
まずはギターを何本も持って来た南野選手が,ギターで一撃を食らわせ奇襲に成功。そして場外戦へ雪崩れ込み激しい攻防に。リング上に戻っても両者気迫がビンビン伝わる激しい攻防。南野選手は和を意識したコスチュームに見合った厳格な動きや攻めを魅せました。本当に強かった。こんなに強いのに,中途半歩な乱入でベルトを流出させた...信じられません。こんなに強いなら海豚なんぞに負けないでしょうに。一方華井選手は客をオーディエンス化させ,カリスマ性の漂う雰囲気でした。客と一緒にグルーヴ感を出す新たな華井選手でした。ルードってかワル...新しい感じのルードですね。なんか今後が楽しみな感じでした。
試合は攻めつ攻められつつの均衡したシーソーゲームが続きましたが,均衡を破ったのは華井選手の新必殺技になるのか?急角度バックドロップ。これはえぐかった。まさに垂直落下。完全に南野選手がKOされたなと思いましたが,それでも負けない南野選手...やっぱ強いですね。さらに雪崩式バックドロップを狙う華井選手。しかし,これを喰らったら万事休すの南野選手はなんとかこらえると...エプロンでデスバレーの体制へ。そして衝撃の瞬間が!!なんと断崖式デスバレーが炸裂。しかも華井選手の頭をリングの角にぶち当てる超荒業!!絶対起き上がれないだろうと思いました...が立ち上がる華井選手。うおおおおお!!やっぱプロレスラーは凄いよ!!タフだよ!!カッコイイよ!!その後もデスバレーの連発で追い込まれる華井選手ですが,事(サルセロス騒動)を起こした張本人として負けられない意地が爆発。なんとかクリアーすると,各種サルサルサでカウント2.9を連発。そして,両者がギターを手に最後の攻防に。若さゆえに...正直すぎる南野選手は,華井選手のワルガキフェイントの前にギターの一撃を喰らい失速。やられながらも,なんとかギターを振り下ろす南野選手でしたが,これをかわすと華井選手が丸め込み素晴らしい勝利!!思わず腰を浮かせガッツポーズしてしまいました。それだけ嬉しい勝利だし,素晴らしい試合でした。とてもタフな試合をした両者...心からありがとう!!


南野選手入場


ギターで一撃


強い南野選手




場外戦




「たけしちゃん!たけしちゃん!」と,心を乱す華井選手の悪知恵




華井選手のバックドロップは凄い!!


雪崩式バックドロップか!?

しかし,逆に断崖式デスバレーに!!

病院直行でもおかしくないぞ!!


さらにリング上で,デスバレー


二発目のデスバレーは切り返す


サルサルサ


ギター合戦...そしてフィニッシュへ

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