みちのくプロレス/2007.3.9/東京・新宿FACE①
◎第1試合 30分1本勝負
○気仙沼二郎(4分41秒 片エビ固め)佐野 直[国際]●
*気仙沼落し
★第1試合は新木場大会での佐野選手の乱入&挑発により,
メインの『M-12』出場を掛けた一戦に。
試合は一言で言えば沼二郎選手の圧勝...色々な意味で圧勝でした。
僕は佐野選手の事は嫌いじゃないし(むしろ好き),肉体改造とか頑張ってたし。
むしろDO!インディー界では上手い選手かなあと思っていました。
が,沼二郎選手の前に当りの弱い技や,
未熟な技術を仕掛け...なんともドタバタなコントのような試合に。
何かを掛けた試合で,コントのように見えてしまった事は佐野選手の技術のせいもあるが,
沼二郎選手も佐野選手を引っ張れなかったってのもあるのかなあ
...いや引っ張れ切れないほど技術に差があったのかもしれない。
正直みちプロのリングに上がるには,佐野選手の技術はお粗末すぎた。
いい機会なので,最近思っている事を書いておきましょう。
昨今は「受けの旨味」や「受けの上手さ」を勘違いしてる選手が多くてほとほと嫌になる。
だからプロレスが舐められるんだと。
佐野選手に限ってではない,某団体などではうんざりするほど不自然なバンプが取られる。
スタナーをかけられ真後ろにぶっ飛ぶ...そんなお約束のようになったバンプも
本当に上手い選手がやるのと,勘違いしている選手がやるのとでは大違いだ。
例えば世界一のプロレスラー東郷選手はどうだろう?
東郷選手は上手い...が,強いんです。
強さという説得力があるから上手さが生きるんです。
強いから相手もおもいっきり技を仕掛け倒しに来る,
だから受けた選手はありえないほどぶっ飛ばされる。
それを説得力も強さも無いのに,ただぶっ飛ぶ...。
プロレスはエンターテイメントな戦いであるが,ショーではない。
戦いでありレスリングなのです。
そこに鍛えられた肉体と強さがあって,初めて技術が生かされるのです。
「ほうきとでもプロレスが出来る」...この言葉を吐き違えたらエライ事になる。
ほうきとプロレス”ごっこ”なら僕にでも出来る
...そこに強さと説得力が無ければ”ごっこ”の粋は抜け出せない。
プロレスラーってのは凄いんですよ。
強さ=格闘技って風潮があるけど,やっぱり強さ=プロレスであって欲しいのです。
試合後は素直に客に乱入を謝り,ふく面ワールド参戦を口にした佐野選手。
だったらみちプロのリングで戦えるよう技術と肉体と心を磨いてきて欲しい。
みちプロのリングはまだまだ地に落ちてはいない...最高のプロレスラー達が輝くリングなのだ!
佐野選手
佐野選手がいようが唄います...「海の魂」
佐野選手の奇襲で試合開始
張り合い
ギロチンドロップ
頭突き合戦
足四の字固め
シャイニング・ウィザード
銀輪炸裂
気仙沼落しで勝利
面白いっちゃ面白かったけどね
ふく面ワールド参戦を宣言
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