みちのくプロレス/2007.4.21/東京・新宿ＦＡＣＥ⑥

みちのくプロレス/2007.4.21/東京・新宿ＦＡＣＥ⑥

◎第6試合　東北タッグ選手権試合　時間無制限1本勝負
　王者)佐藤　秀＆佐藤　恵vsラッセ＆景　虎
　●佐藤　恵(19分26秒　片エビ固め)景　虎○
　*一騎当千
※新王者誕生!!ラッセ＆景　虎組が第10代王者に!!
★メインの東北タッグは重量感のある内容でメインをしめるのに十分すぎる試合でした。
景虎選手の入場曲で入場の挑戦者組...真剣な表情に緊張感と期待が高まる。そんな雰囲気をぶち壊すように佐藤兄弟が新しい入場曲で登場。顔にはガスマスク...コスチュームは迷彩ズボンにチェンジ。そして水をぶちまけ,火薬鉄砲をぶちまかす...最近の世間的背景を考えるとタブーな感じもするが「らしい」感じがよかった。タイトルマッチ宣言を無視し,記念撮影では人生社長に銃口を向ける等, さらに怖さと憎らしさを増した王者組...挑戦者組はどう攻略していくのか？
試合は佐藤兄弟の暴れん坊っぷりビンビンのラフ攻撃に捕まるラッセ選手。しかし,根性で耐えて景虎選手にタッチ。そこから大暴れする景虎選手。今までの欠場の分も取り返すような大暴れ。
こうなると王者組はますますラッセ選手を狙いにいく。そこが王者組がみちプロ最強タッグたるゆえんなのかもしれない。そんな王者組を破ったのは挑戦者組のこの試合かける気持ちと覚悟だったのかもしれない。勝つために苦しい試合は覚悟していた...そして,ベルトを獲りその先に待つ修羅場への覚悟。
...景虎選手の猛攻に苦しみながらも,徐々に勝利を引き寄せる王者組。しかしラッセ選手が景虎選手を信じ,気持ちと想いを乗せトペ・スイシーダを放ち秀選手を場外で足止めする。このチャンスを逃すようではベルトは巻けない...。最後は景虎選手が一騎当千で恵選手を破り,見事ラッセ＆景虎組が新王者となった。
佐藤兄弟のプロ意識。景虎選手のパワーと躍動感。ラッセ選手の気迫。どれもこれも素晴らしかった。勝った新王者組は素晴らしかった。負けた元王者組も素晴らしかった。憎憎しいルードファイトを展開したのに,退場する佐藤兄弟には拍手が注がれました。本当に素晴らしいタイトルマッチでした。
最後は新王者組がマイクを握る...言葉に詰まり「な！」とラッセ選手の肩を叩き落ち着く景虎選手。不器用だけど,もの凄い試合を魅せてくれた...その心意気から会場は暖かな笑いと「頑張れ」という声が飛んだ...みちプロだから...。そしてラッセ選手が「絶好調!!」でしめました。素晴らしい興行をしめる素晴らしい試合...両チーム感動をありがとう！！　