みちのくプロレス/2007.10.27/東京・新宿ＦＡＣＥ④

みちのくプロレス/2007.10.27/東京・新宿ＦＡＣＥ④

◎第4試合　トーナメント１回戦　30分1本勝負
　ザ・グレート・サスケ＆義　経vs佐藤　秀＆佐藤　恵
　△サスケ＆義　経(13分06秒　両軍リングアウト)佐藤兄弟△
【再試合】
　△サスケ＆義　経(1分49秒　両軍リングアウト)佐藤兄弟△
【再々試合】　アリーナ入り口閉鎖ランバージャックデスマッチ
　○義　経(8分50秒　片エビ固め)佐藤　恵●
　*スワンダイブ式ファイアー・バード・スプラッシュ
★入場式で遂に口火を切った宇宙大戦争!! 誰もが？待ち望んだサスケ選手と佐藤兄弟の再遭遇... やはり一筋縄ではいかないスゲエ試合となりました。
のっけから場外戦を仕掛け主導権を握る佐藤兄弟。伊達に前年度の覇者ではない。口だけではなく実力も十分だ。やはり標的はサスケ選手。
そんな中再び場外へと戦場を移す。両軍は会場の外へと飛び出し,アリーナの客は置いてけぼり。
このあたりの模様はＴＶ中継を楽しみにしておこうと思い,あれこれ想像し楽しむ。姿は観えなくても色々想像させ楽しませてくれる宇宙大戦争は,みちプロファンにはもはやキラーコンテンツとなっている。
そんな両軍の姿が観えなくなり数秒後,結局場外20カウントが数えられ両軍リングアウトの制定に。ここで会場からは「え～!!」という声が...ふッ!! みちプロはこんなとこで終わりにしねえだろ!!
そんな期待に応えてくれない団体では無い事を知る我々は冷静に次の展開を待つ。会場に乱闘しながら戻って来た両軍。リングに上がる各選手...そして,サスケ選手は秀選手に捕まっている。さらに秀選手の手には売店の焼きそばが...次の瞬間奇跡が起きた!!
焼きそばを顔面に食らったサスケ選手...その口には焼きそばが大量にくわえられていた。そんな状態でキックを食らい焼きそばを吐き散らすサスケ選手。そんな行儀の悪い事は許さないとばかりに,秀選手がサスケ選手を吐いた焼きそばに顔を付け「残さず食べなさい!!」と一喝!!
やっぱスゲエなあ...そんな宇宙規模の出来事の余韻に浸る間も無く期待通り再試合開始!! が...またも場外戦...客席からはまたも「え～」って声が。
この場外戦は長かった...置いてけぼりを食らった客にセコンドにいたまぐ狼選手が姿を見せるサービス。早く元気な姿を観たいですね。
結局選手不在のまま20カウントが数えられ両軍リングアウト裁定に。またも会場からは「え～」とか「金返せ」とかブーたれる声が...って,宇宙大戦争だぞ!!
そんな会場の雰囲気を察して人生社長がリングインし,レフェリーと話し合い若手に指示を出す「選手を集めろ!!」と...。そこに戻って来た両軍...んんん？
なんと秀選手はボーリングの玉を,恵選手はボーリングのピンを手に持っている!! どうやら下の階(4階)のボーリング場からパクって来たようだ。さらに秀選手は倒れているサスケ選手に玉を投げストライク!! 悪乗りはエスカレートしプロレス史上初となるであろうリング上ボーリングが実行され, 秀選手が見事ピンをぶっ倒した。
そんなこんなしているとパンチさんのアナウンスが流れ, 再々試合が行われる事に。さらに完全決着のランバージャックデスマッチに!! しか～も,普通のランバージャックデスマッチではなく,会場から選手が出れないオリジナルルール。そして場外カウントも無し!! やっぱ宇宙大戦争は通常のルールでは収まりきれないのだ!!
再々試合が始まってもやはり場外戦を仕掛ける佐藤兄弟。が,会場外に連れ出そうとするも...選手達の厚い壁に塞がれ外へは出れない。こうなるとサスケ組が息を吹き返す。
サスケ組の高度な空中立体攻撃と,佐藤兄弟の上手さと強さが交差しリング上では素晴らしい試合が展開される...。最後は義経選手がスワンダイブ式ファイアー・バード・スプラッシュで熱戦を制す。
コーナーからのひよどり越え等素晴らしい動きを見せた義経選手だったが, 存在感ではサスケvs佐藤兄弟に割って入る事は出来なかった。それだけ宇宙大戦争とは凄いものだ。
ここまで宇宙大戦争が凄くなったのは,義経選手の頑張りや佐藤兄弟の素晴らしさもあるが,やはりサスケ選手の凄さがあってのことだろう。まあその凄さについても,我々の尺度では測りきれないのだが...。
とにかく面白かった宇宙戦争!! 技の失敗や,リングアウト裁定で出た「え～」って声も,「ちゃんちゃらおかしいぜ!!」って思わせてくれる満足度だった。